市政の動き−議会報告
【09.08.05】太陽光発電、5年間で全小中学校に設置。今年度は来迎寺小に。
今年度は来迎寺小に9月補正予算でさらに拡充へ。国がエコ対策で補助金を新設。
地球温暖化対策として、二酸化炭素の削減が国際的課題となっています。日本共産党市議団は、今日まで太陽光発電装置普及のため、公共施設への設置及び一般家庭への補助制度を提案。09年度当初予算で一部予算化されましたが、
現在編成中の9月補正予算でも増額される見通しです。新設された学校給食センターには市内公共施設最初の太陽光発電システム(20kW)が設置されました。
環境教育の生きた教材として活用を
知立市教育委員会は、環境教育の生きた教材として、「市内のすべての小中学校(10校)に太陽光発電装置を設置する」と表明(6月市議会)。09年度から5年計画で毎年2校程度の設置を予定しています。今年度は、来迎寺小学校で東校舎屋上に太陽電池パネルを設置し、校舎内に表示装置を設け、発電量などをいつでもチェックできるシステムにするものです。
当初予算では2・5kWの太陽電池パネル設置工事などで約500万円を計上しています。しかし、文部科学省が09年度の補正予算で学校施設における低炭素革命(スクール・ニューディール)を打ち出し、公立小中学校の太陽光パネル設置を1万2千校分予算化。エコ改修に国の支援を打ち出しました。
今年度2校目の設置を市教委が予算要求
市教委は、太陽光パネルが国庫補助対象(2分の1)になったことから、太陽電池を2・5kWから3kWに増加し、来迎寺小に続き今年度2校目の設置を目ざし、9月補正での予算化を求めています。工事は9月議会終了後の秋以降の見通し。
好評!住宅用太陽光発電の補助制度、6月で満杯。9月で増額補正。
知立市は今年4月から、住宅用太陽発電施設設置に補助制度を新設。20件分320万円を予算化しましたが、6月末で補助枠いっぱいの申請があり、9月補正で増額することになりました。担当者によれば、「新たに100件分1600万円」を予算要求しているとのこと。
知立市の補助制度は10kw未満の太陽光パネルを対象に、4kwを限度に1kw4万円を補助するもの。なお、国の補助1kw7万円(上限10kw未満)を合わせて受けられます。
西三河各市の09年度当初予算からみた補助制度は左表の通りです。