市政の動き−議会報告

【19.02.21】深刻!待機児童「保育園に落ちた」件数は、過去最高。国定義で37件。加えて実質待機が31件。計68件にものぼる。。

待機児は57人が2歳未満児。きょうだい別々の入所は25件

   新年度の保育所入所通知が各家庭に郵送されました。第1希望が叶った人、叶わず他園での入所やきょうだいが別々の園に決定した人、入所できなかった人とまさに悲喜こもごもです。待機児童は68人と過去最高。一方、育休明け予約の件数は138件で、来年1月以降の入所が27人もいます。日本共産党は、その間の空き席の活用も含め、待機児童対策を求めています。

教育・保育提供区域として全市を1区と設定

知立市は、子ども・子育て支援事業計画の中で、「教育・保育提供区域」を設定しています。これは、地理的条件、人口、交通事情などを総合的に勘案し、保護者や子どもが居宅から容易に移動することができる区域と説明し、知立市は歴史的にも町全体での結びつきは十分であり、「市全体を1つの区域」として設定しました。つまり、この提供区域内なら、どこからでも、どの保育園も利用しやすいと位置づけています。

提供区域に1つでも空きがあれば待機と認めず

   入園申請では第1〜3希望を書きますが、審査結果でそれ以外を指定される場合もあります。「通園できない」と入園をあきらめても、市全体を提供区域としているため、国定義の待機児童にはならず、市は「実質」待機と位置づけます。左表が、2019年度の入園児童と待機児童の見込み一覧です。国定義の待機は3歳未満児が37人、それ以外の実質的な待機は31人、いずれも増加し、深刻です。また、きょうだい別々の保育園入所になり、0歳児を自転車で遠くの保育園に送迎する人も出ます。

育休明け予約138人の分析が必要では

育児休職している人には、育休明けの入所予約ができます。知立ではその数138名、その中、来年1月から3月の予約が27名です。実質、保育枠は空いているのに入れない現状は改善すべきです。

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