市政の動き−議会報告

【19.02.28】3月議会に予算計上。学校のエアコン設置事業  逢妻保育園乳児保育園事業

学校のエアコン設置に小学校5億8493万円、中学校2億3896万円

   3月定例市議会に、待望の小中学校のエアコン設置予算(3月補正予算)が計上されました。整備工事費は小学校、中学校合わせて約8億2390万円です。昨年の夏の猛暑は今後も繰り返されると予想される中、夏までには設置されることが望まれます。市長は施政方針の中、「できる限る早く設置したい」と表明しました。また、待機児童が増え続けるなか、乳児保育枠を増やすための逢妻保育園の乳児保育園化に向けた工事予算も計上。
住民と力を合わせた運動と日本共産党の提案が実ります。

学校エアコン設置 余りに少ない国の補助

   「学校の普通教室にエアコン設置を」と広がった世論、国も大至急設置が必要という方針で、3分の1(33・3%)補助すると表明。しかし、愛知県の補助はゼロで、3分の2が市の負担です。知立市の予算は、整備工事費が小・中学校で計約8億2390万円、です。これに対し、国の補助は1億1820万円(14%)と少なく、市はその他を借金で対応します。林市長は、3月市議会冒頭の施政方針の中、「できる限り早く設置したい」と表明、子どもたちの期待に応えられるか注目されます。

熱源はプロパンガス 1〜2校ずつの分離発注

  エアコン設置の具体策は十分な説明はこれからですが、基本として、熱源はランニングコストの安さと災害時の対応も考えて、プロパンガスの考えです。1業者1〜2校ずつの工事を分離発注する方針、市内業者数3社や市外業者も含め、一般競争入札で参加業者を募ります。
 市は日程について、4月中に入札を公示、5月連休明けに入札、5月末には契約し工事着手、9月試運転の見込みとしています。市長はできる限り早くと表明している中、前倒しが望まれます。

逢妻保育園乳児保育事業(2か年計画)保育室、調理室等の改修予算計上

   2019年度の待機児童は68人、うち3歳未満児は57人にのぼります。日本共産党は待機児解消のため逢妻保育園で乳児長期間保育の実施を求めてきました。市は下表のとおり、20年度から0、1歳児の受入れ、21年度から2歳児の受入れ、22年度には3〜5歳児保育は中止するとしています。つまり、22年度では完全に3歳未満児のみの保育園(定員39人)になります。
 19年度予算ではそのために保育室、調理室の改修工事予算236万7千円を計上、翌年度、さらに保育室とトイレの改修を行う計画です。ちなみに、現在行っている一時保育は引き続き12人(うち2人は緊急枠)定員で実施。ただ、縮小する幼児保育の十分な対応も必要なことは言うまでもありません。

 

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