市政の動き−議会報告

【19.08.13】高齢者事故防止にブレーキ踏み間違い防止装置に購入・設置補助を

安城市など近隣4市が費用補助。東京都は70歳以上に9割補助。. 愛知県も補助事業を実施すべき

   各地で高齢ドライバーによる重大事故が発生し、事故原因の一つとしてアクセルとブレーキの踏み間違いが指摘されています。中日新聞7月18日付けは、「安城、豊田、刈谷、碧南の4市が、自動車のアクセルとブレーキの踏み間違い防止装置の取り付け費用を補助する制度の新設」と報じました。知立市の対応が注目されますが、県事業で実施すべきです。

安城・碧南市は助成へ 9月議会で補正予算計上

 新聞報道のうち3市に確認したところ、安城市は6月13日、西三河8市1町の交通安全を所管する部署に対し、自動車のアクセルとブレーキの踏み間違い防止装置の取り付け費用補助について、各市の動向を確認し、安城市での実施したい旨を伝えたとのことです。安城市は、70歳以上を対象に上限7万円の助成を9月補正に向け調整中、碧南市は70歳以上、上限6万円、12月から3月まで100件分を9月補正計上で検討とのこと。刈谷市は新聞報道以上のことは控えたいとのことでした。
 知立市の所管課は、「国による装置の性能認定制度で安全性が確認できれば、来年度実施に予算要望したい」としています。東京都は、70歳以上1割負担で購入・設置へ9割補助(限度額10万円)を実施、7月31日から相談受付を開始しました。愛知県も県の補助事業として実施を。市は愛知県へ実施を要求すべきです。
 

高齢運転事故防止へ チェックリスト活用を

  高齢ドライバーの事故防止にむけ、高齢者安全運転支援研究会が作成した「運転時認知障害早期発見チェックリスト」(左表、一部抜粋)が注目されています。作成に携わった鳥取大学医学部教授の浦上克哉氏は、「軽度認知障害だから即座に事故につながるわけではない。運転の変化を意識して慎重な運転を心がけることで、注意力や判断力をきたえ、結果として安全運転につなげることが期待される」と活用を呼びかけています。市は、あらゆる機会を通じて普及し、事故防止に努めるべきです。

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