市政の動き−議会報告
【20.05.19】コロナ禍の家計支援 10万円給付金5月22日申請書発送。就学援助対象者へ給食費相当を支給。
市は水道の基本料金4か月分青免除へ6月補正=共産党要望が実現=
知立市は新型コロナウイルス感染症対策支援事業について5月7日、市議会災害対会議で説明しました。主な事業は、国の1人一律10万円を給付する特別定額給付金のほか、就学援助制度認定家庭への学校給食費相当分の支給、4か月分の水道料基本料金減免、理美容事業者への休業協力金給付です。日本共産党市議団は4月、水道料金の減免等の家計支援を市長に要望、実現する見通しです。また、国から地方創生臨時交付金(交付限度内示額1億4千285万2千円)が市へ交付されます。
特別定額給付金10万円受取りには申請が必要
知立市は特別定額給付金(1人一律10万円)給付事業費を4月30日に市長専決処分で予算化、給付準備を進めています。給付金の受け取りには、世帯ごとの申請が必要です。市が5月8日に示したスケジュールでは、5月22日に申請書を世帯主宛に送付、郵送による申請を求めています。支給(振込)は28日から開始、以降毎週木曜日です。申請期間は5月25日〜8月24日まで。
給付金の案内は外国語対応が必要です。担当者への確認で「郵送での申請案内には外国語は準備していない。総務省ホームページに外国語案内がある。見てほしい」と回答。これだけでよいのでしょうか。当然、配慮すべきです。
学校休校で食費負担増、就学援助家庭へ特例支給
小中学校は5月末まで臨時休校としています。経済的に困難のある家庭への就学援助制度は、給食費を全額補助、しかし、休校中は給食もなく、家庭での食費が増え、親の収入が減るなど家計への負担が増大。知立市は5月1日に就学援助制度の利用家庭へ学校給食費の特例支給を決定、対象家庭に「臨時休校中の給食を受けたものとして、4月・5月(延べ31日)分の給食費相当を支給する」と通知しました。対象者1人当たり小学生は7750円、中学生が8680円、対象者は計450人です。
通知を受けた保護者からは「本当に助かる」と喜びの声が届けられています。日本共産党は「かきつばた」で切実な声を紹介、実施をもとめていました。
市は市民の声に押され水道料金免除を表明
水道基本料金の免除について、市民から強い要望が上がり、共産党は市にその実施を強く求めてきました。市長は4月30日、自身のツイッターで「減免する財政的余裕がありません」と発言していました。しかし、世論に押され、5月7日に水道基本料金免除実施を記者発表。6月議会に補正予算が上程されます。市内の全世帯・事業者を対象に実施。免除期間は4か月分で、今年7月請求分(4月〜7月分)又は8月請求分(5月〜8月分)、免除額は口径20ミリの場合4か月で6028円です。
市の地域防災計画 「マスク備蓄数」に誤り
市は5月12日、「防災倉庫備蓄のマスク数量は3,600枚であり、地域防災計画記載の7,850枚は誤りである」と訂正、議会へ謝罪文を通知しました。これは、計画記載のマスク備蓄数を紹介した「かきつばた(5月3日号)」を受け、市が精査し、誤りが明らかになったものです。これでは、心もとなく充実が求められます。