市政の動き−議会報告

【20.10.12】2055 市長公約 市長退職金カット実現できず申し訳ない

3期目終了目前 退職金1~3期の合計は約5千万円。愛知県退職手当組合の条例改正は同意得られず。

   林市長は12年前の市長選への初挑戦で、「市長退職金カット」などの公約を掲げ当選しました。市長退職金カットの公約は、有権者の注目と支持を集めたことは疑いようがありません。それだけに市長は、実現への重い責任を負い、市民への説明責任を果たすことが必要です。しかし、3期目任期(12月23日)目前の現在まで実現していません。日本共産党の佐藤おさむ議員は9月議会で、林市長の認識を改めて質しました。市長は「実現できず申し訳ない」と答弁しました。

退職金カット実現は退職手当組合条例改正が必要

  知立市職員及び市長等の特別職の退職金は、知立市が愛知県市町村退職手当組合に加入し、退職手当組合に負担金(掛金)を納めることにより、退職時に退職金を受け取ることができます。愛知県退職手当組合は現在、14市・13町・2村及び22の一部事務組合などで構成。西三河では知立・高浜・みよし市、幸田町が加入しています。
市長公約である「退職金カット」実現には、加盟自治体の同意・退職手当組合議会(各市等が持回りで市長等が議員になる)での条例改正が必要です。

市長の「思い」伝えるも 加盟自治体に届かず

   佐藤議員は、「市長は愛知県退職手当組合規約を変え、退職金カットを実現したいと表明してきた。なぜ加盟自治体の同意を得られなかったのか」と質問。市長は「組合の議員になった時には出席し、思いを伝えてきた。実現できなかったことは申し訳ない」と釈明し、「条例を改正して各加盟自治体の自主性、各首長の思いで退職金が受け取れる(辞退できる)ようにしたい。年内開催の組合全員協議会(議員が出席)に文書で思いを申し上げていきたい」と答弁しました。3期目の任期は12月23日、任期中の退職金カットは絶望的な状況です。1期から3期までの、退職組合負担金合計額及び退職金合計額は左表のとおりです。

コラム 草刈グラウンドの凸凹状態改善を要求

   草刈りグラウンドで、グランウドゴルフをしている方々から、「草の根が盛り上がり、凸凹状態がひどい、何とか改善して」の声が寄せられました。現地をみると、右写真のような凸凹状態。佐藤おさむ議員は9月議会、改善を求めました。担当部長は「大会の前には草刈りを行っている。」と釈明。重ねて改善を求めたのに対し、副市長は「財源の問題もあるが、しっかりと務めて行きたい」と答弁しました。速やかに対応すべきです。

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