市政の動き−議会報告

【20.10.27】自治体 キャラバン  福祉・医療・保育の充実を要望について 女性団体や福祉関係者が市と懇談

コロナ禍こそ暮らしを守る施策の充実を 市民ら16人が参加、市議会にも陳情提出

   10月20日、第41回愛知県自治体キャラバン実行委員会が知立市を訪問し、「コロナ禍こそ住民の命・暮らしを守る施策充実を」と陳情書を提出、懇談しました。席上、市を代表して福祉子ども部長が「コロナ禍での住民の暮らしを守るための質の高いサービスの提供が必要」と挨拶。また、市議会へも福祉・医療・福祉充実などど13陳情を提出しました。当日は、日本共産党知立市議団の佐藤おさむ議員、牛野北斗議員が同席しました。

市は「住民の暮らしを守るサービスを提供」と挨拶

   住民のくらしを守り改善を求める活動を41年間続けている、愛知自治体キャラバン実行委員会の16人が10月25日に知立市を訪問、キャラバンを代表して新日本婦人の会愛知県本部の小池氏は、「コロナ禍で住民の暮らしは大変困難な状況。行政として福祉や医療の施策の充実をしてほしい」と要望。続いて、福祉子ども部長が挨拶、「コロナ禍での住民の暮らしを守るための質の高いサービスの提供が必要」と認識を述べました。陳情書提出の後、懇談。市内から新日本婦人の会知立支部や保育園で働く保育士なども参加し、関係部課長9人と意見交換を行いまし

18歳までの医療費無料化  市は入院費用のみ検討中

18歳年度末までの医療費無料化は愛知県下では19の自治体で入院のみ、7の自治体で入院・通院を無料としています。キャラバンでは「これまでも子育て支援の一環で無料化を要望しているが、市の考えは」と質問、市は「以前から要望は聞いている。来年度に向け、18歳年度末までの入院費のみ無料化実施を検討してる」と回答しました。要求実現に一歩前進です。

予防接種費用への補助を 市が積極的に実施すべき

   懇談に参加した市民からは「10月からロタウイルスワクチンの無料化が実現してうれしい。インフルエンザ予防接種は、子どもが複数いると1万円以上と負担が重く、接種を控える場合がある。国も有効性は認めている。ぜひ、市が積極的に補助を」と要望。市は「任意接種のため国の様子を注視したい」と答弁するのみです。

介護人材の確保に向けて市としても支援充実を

 介護人材の不足が知立市でも課題です。キャラバンより「処遇改善は重要。介護福祉士などの資格取得に補助など市としても改善策を」と要望、市は「県の研修補助制度があるが、休みが取れないなどの理由で活用できないいのが実態。県の介護サポーター事業などの周知をするなど人材確保の整備したい」と回答しました。

来年度の介護保険料・ 国保税の値下げも要求

 コロナ禍で市民の収入が減少する中、キャラバンからは、介護保険料算定の所得段階を現行の12段階からさらに細かくすることで保険料負担を軽減するよう要求、市は「基金の活用を含め、検討したい」と回答。また、国民健康保険税引き下げも要求。市は「県の示す基準額もある。金額については検討している」と回答しました。

市議会へも13の陳情書を提出

   自治体キャラバン実行委員会は市議会へも13の陳情書を提出しました。「コロナ禍を教訓に、社会保障制度の縮小・予算削減ではなく、命と健康を優先して守る施策への転換を」と、介護・福祉・医療や新型コロナ対策の充実を求めています。
 陳情書は12月議会で審査されます。

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