市政の動き−議会報告
【20.12.03】no.2064 コロナ 補正予算 福祉施設のPCR検査や換気の改善 19事業・5907万円を審議
9月議会以前の事業による不用額を活用 「第3波」到来、拡大防止や事業者支援は急務
知立市は12月1日、12月定例市議会を開会(21日まで)。新型コロナウイルス感染症対策事業補正予算(左表)や今年度事業実績に応じた予算の減額、開発行為等の許可基準に関する条例制定など、16議案を審議します。補正予算では、19事業・5907万円が計上されています。日本共産党提案の福祉事業所へのPCR等検査補助金も事業化。また、予算編成にはすでに終了した市内事業者への感染対策協力金などの不用額も活用しています。「第3波」到来により、対策はさらに急務となっています。
PCR検査に補助が実現。 保育園も対象にすべき
新型コロナ感染症「第3波」拡大の中、11月下旬から市内小中学校、保育園の臨時休業など、不安が募ります。特に、高齢者等が利用する福祉事業所は重篤化やクラスターなど心配されます。知立市は、12月補正予算で「介護・障害福祉サービス事業者PCR等検査補助事業」を提案しました。現在、事業所内で感染が発生の場合、保健所等の指導のもとで行政検査(無料)が行われますが、その対象外の人に、事業所が独自に蔓延防止を目的に検査を行った場合、1事業所に60万円を上限に補助するものです。ちなみに「対象外」とされた人の検査は全額自己負担(概ね3万円前後)です。残念ながら、この事業は保育園は対象外。大勢の子どもが利用する保育園もぜひ対象にすべきです。
医療機関の感染症対策補助は医師会所属機関のみ
コロナ禍で医療機関は全国でひっ迫しています。市は、市内医療機関に感染対策の一助として補助を実施。しかし、対象は医師会、歯科医師会に所属(任意加入)するものと限定。なぜでしょうか。市は全てを対象に行うべきです。