市政の動き−議会報告
【24.05.26】NO.2227 「こども防災マイスター育成プロジェクト」埼玉県八潮市を訪問・調査
「地域防災活動の中心として活躍するとともに、 有事の際に、地域の力となることを期待」
知立市議会企画文教委員会（６名）は、14日埼玉県八潮市を訪問し、「八潮こども防災マイスター育成プロジェクトについて」（以下、マイスター事業）調査しました。八潮市は東京都足立区に隣接し、人口９万３千人余、面積18・02�劼如⇒汁曚気譴訝録未魯泪哀縫紂璽稗卦擇咤献�ラスの首都直下型地震です。日本共産党の佐藤おさむ議員は委員として参加しました。以下、概要をお知らせします。
防災の知識や救急救命の技能及び重要性を早期に学ぶ
マイスター事業は、八潮市が包括協定を結んでいる国士舘大学に防災・救急救命総合研究所（多摩市）が設立されたことを契機に同大学と連携し、防災の知識や救急救命の技能及び重要性にについて早期に学ぶもので、平成30年に始まりました。担当者は、「講習（左表）を通じて『八潮こども防災マイスター』の資格取得を推進し、地域防災活動の中心として活躍するとともに、有事の際に、成人とともに地域の力となることを期待し、防災教育の充実を図る」と説明しました。また、「義務教育終了後も八潮市に住み続けてもらえるならば、様々な活躍が期待できる」と述べました。長い目で地域防災力の向上を目指していることが印象的でした。
マイスター事業の対象者は、小学５・６年と中学１年生
マイスター事業の対象者は、小学５・６年生と中学１年生を対象に25名定員で実施（小学校10校、中学校５校）。担当者は、「コロナ禍で中断があったものの、令和５年度までに小学生62名、中学生９名が受講・終了し、防災マイスターに認定された。各学校での避難訓練などでリーダー役で活躍、市の総合防災訓練への参加要請のもと積極的役割を担ってもらっている」と述べました。
令和10年度までに61人の 防災士を養成＝補助金交付
八潮市には44の自主防災会があり、地域防災・活動のための備品等を購入する補助金を交付しています。人口５００人以下は10万円、５００人から１０００人は11万円、１０００人以上は13万円。更に地域の防災力強化のため、防災士の配置に力を入れ、５００人以下で１人、５００人から１０００人で２人、１０００人以上で３人を目標とし、令和10年度までに61人の防災士を養成するために補助金を交付しています。
知立市でも地域の防災力向上にむけ、防災士の資格取得を目指す市民に対し、教材費や受験費用の補助を検討すべきです。
収入減の中、固定資産税がまた上った
Ａさんから久しぶりに電話がありました。開口一番、「固定資産税がまた上がった」との怒りの声、「定年延長で収入が大巾に減っているのに、どうなっているんだ」とのこと。Ａさんの土地は知立駅から２ｋｍ圏内にあり、宅地と農地が連なる土地です。市の税務課に問いあわせたところ、知立駅周辺の区画整理により、地価があがっているとのこと。物価は高くなり、介護保険料など上る中、土地の資産価値が上ったと喜べない、多くのＡさんがいるのではないでしょうか。みなさんはどうですか。
