【24.11.09】NO.2249 市民福祉委員会が包括支援センター 株式会社こもれび等を視察しました
「相談者宅を直接訪問することで、見えないものが見えてくる」＝包括支援センター
知立市議会市民福祉委員会（６名）は10月31日、所管施設等を視察しました。視察先は高齢者のよろず相談事業をおこなっている知立市東部包括支援センター（福祉の里八ツ田内）と知立市西部生活支援センター（長篠町）、障害者福祉サービスを展開している株式会社こもれび、福祉体育館内の高齢者福祉センター等です。佐藤おさむ議員が参加しました。以下、主な概要をお知らせします。
住み慣れた地域で自分 らしい暮らしを最後まで
地域包括支援センターは、団塊の世代が75歳以上となる２０２５年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステム構築の要の役割を担っています。専門スタッフが高齢者の相談・支援をおこないます。 東部包括支援センターの担当区域は、知立・来迎寺・八ツ田・知立東小学校の区域です。西部生活支援センターは、知立西・猿渡・知立南小学校の区域です。
高齢者人口及び高齢者世帯、高齢者独居世帯が増えています。事業説明の中で、「相談者宅を直接訪問することで、見えないものが見えてくる」と高齢者の悩みや不安に応える訪問を重視した取り組みが印象的でした。
「知立こもれび型福祉」 の全国展開と説明
株式会社こもれびは、就労継続支援事業Ａ型３か所・Ｂ型５か所及び相談支援事業（こもれび第３）と放課後ディサービス事業（こもれび第５）を知立・刈谷市を中心に運営しています。担当者は、「利用者は３００名を超えて毎年20人以上増え、職員も１００人以上雇用している」と説明しました。同社は、「知立こもれび型福祉」を福祉のベーシックモデルとし、愛知県下全市町村を足がかりに、全国にこもれびグループを展開してゆく」としています。
同社は２０１６年1月に設立、8年余りで急成長しました。就労継続支援事業Ａ型・Ｂ型の人員配置は管理者、サービス管理責任者、職業指導員、生活支援員の４職種、人員配置は利用者の人数で決められていますがサービス管理者以外は資格等がなくても就労可能です。この点を活用して事業規模を拡大してきたと思われます。同時に同社の母体である（�蝓縫�オヤを始めとするグループ会社との連携による仕事を作る取り組み、製品のこもれび楽天市場などでの販路拡大に力を入れてきたことが急成長に繋がったと思われます。
同じ定員で事業収益額等が余りにも違う疑問
表は同社のＨＰにある情報公開資料から作成しましたが、Ａ型のこもれび第８と第10は同じ定員20であるにもかかわらず、事業収益等の数字の大きさが余りにも違うこと、業務委託費の金額が大きいことに疑問を感じました。公表資料には、費目の説明はなく疑問は深まります。
