市政の動き−議会報告
【10.03.23】知立市議会議員の定数削減を求める陳情は否決に。3月定例市議会。
昨年9月定例市議会に提出された「知立市議会定数削減を求める陳情」は日本共産党など反対多数で否決されました。
昨年9月市議会に提出され、9月、12月と2回続けて継続審査となっていた定数削減の陳情は、3月市議会議会運営委員会の審議を経て、本日23日最終本会議で否決されました。
日本共産党は民主主義のために作られた地方自治のシステムである二元代表制を壊してはならないとの立場で、反対しました。
賛成したのは市民クラブの2名のみ、しかし討論に立たず静かに挙手したのみ。「討論はないのか」と声が上がりました。また、陳情者は議会傍聴にも現れませんでした。なぜでしょう?
憲法、地方自治法の示している「二元代表制」を無視した議論は、民主主義の危機。議員定数削減なくして行政改革なしなのか?
議員定数を議論するのに最も大切なのは、地方自治のシステムである二元代表制について、市民の中でもっと議論すること。
日本国憲法は、自治体の長と議会をいずれも住民が直接選び、それぞれが住民を代表するという「二元代表制」を地方自治の仕組みとして定めています。これは大きな予算執行権をもつ市長と議決権を持つ議会がチェック・アンド・バランスの関係で、お互いの独断や暴走を防ぐという重要な民主主義の仕組みです。
名古屋市の河村市長は議員定数を一挙に半分にする条例を提案。河村劇場に拍手していてよいのか?
名古屋市議会の定数半減提案には、「市長の専制政治が危惧される」との批判が広がっています。憲法学者や市民運動のリーダー13人が「民主政治を守るために議員定数の半減に反対しましょう」という共同声明を発表し、賛同署名が広がっています。毎日新聞は09/11/2「首長の権限強化に向けた制度改革が必要との考えを示したもの」と報じました。
河村劇場は面白い(?)がその後が怖い。小泉劇場と同じです。