市政の動き−議会報告
【13.02.22】《知立市予算》一般会計(過去最高) 217億円余1.5%伸。市税収入105億円余。ピーク時9割弱
財源の確保・・財政調整基金繰り入れ13億円赤字地方債7・6億円で対応。
知立市は19日、13年度知立市予算案を発表しました。リーマンショック以降、税収の大幅な落ち込みが続いていますが、13年度は個人市民税が対前年度比約8千万円(1・8%)増、市税全体でも1億7千万円(1・6%)増となりました。しかし、法人市民税は横ばいで、市税収入は08年度のピーク時の9割程度です(表2)。財源不足を補うため、財政調整基金(貯金)を13億円取り崩し(残額5億2千万円)、臨時財政対策債(借金)7億6千万円を投入。13年度の借金は22億円をこえ一般会計市債残高は最高の168億円に。
知立駅周辺大型事業、大幅な増額予算
13年度一般会計の総額は、対前年度比1・5%増の217億円余で過去最高です。その理由は、知立駅周辺区画整理事業で36・8%増(8億7千万円→13億8千万円)、鉄道高架事業で17・2%増(5億4千万円→6億5千万円)、知立環状線新設改良事業(山町地区)に1億6千万円など、知立駅周辺の大型事業で7億7千万円の大幅増になっていることです。当該事業の財源として市債(借金)10億6千万円が計上されています。
緊急防災事業に2億6千万円を計上。
災害に強いまちづくりは緊急の課題。災害時の防災対策拠点である市役所庁舎の自家発電設備能力増強に1億3千万円、3中学校への太陽光発電システム設置に1億3千万円、防災行政ラジオ整備事業に420万円を予算化。
タクシー券不正請求・・名鉄東部交通?も2か月の指名停止。
77件で過大請求1万4260円
知立市は19日の予算説明会の席上、タクシー会社「名鉄東部交通」が、市の福祉タクシーの利用料金として昨年1〜6月に77件、1万4260円を市に過大請求していたことを明らかにしました。知立市は、大興タクシー(株)による福祉タクシー不正請求問題を契機に、他の17契約業者について調査。その結果、「名鉄東部交通(株)から過大請求の報告があった」と発表しました。市は、不正請求の全額返還を求めるとともに、20日から2か月間の入札参加資格の停止処分を決定しました。報告では、「過大請求分は社の収益として処理し、個人的な着服はなかった」「今後はチェック体制を強化する」としています。
=高木まんが=ミックス攻撃に注意