市政の動き−議会報告
【14.05.23】《鉄道高架》仮線工事に重大な懸念材料・・資材・人手不足で工事遅延。
H25年度で工事費8億円を繰越。H26年度は事業費30→16・5億円に。
知立駅連続立体交差事業は、平成35年度に完了する計画です。しかし、平成22年度〜24年度に計画していた仮線工事は、遅れに遅れ平成25年度末に工事着工しており、平成35年度に事業が完了するのか懸念されています。そうしたなか、平成24年度に執行予定の事業費のうち、事業実施のめどがたたず、14億4736万余を平成25年度に繰越しました。その内、名鉄受託工事費8億円をさらに平成26年度に繰越し(下表)という状況であり、仮線工事に重大な懸念材料が浮上しました。
「復興需要」「公共事業」増加が要因。
愛知県は8億円を平成26年度に繰越すことについて、「東日本大震災の復興需要」「景気浮揚策としての公共事業の増加」等の理由から「全国的な資材不足・人手不足となり、一部事業の平成25年度完了が見込めなく」なったと説明しています。
しかし、こうした事態は、今後の「東日本大震災の復興需要」の本格化や東京オリンピック関連の公共事業の増大などにより、今回と同様の事態が今後も懸念されます。
相次ぐ事業費の削減・・25年度29→20・9億円
愛知県は今回の事態のなか、知立市に対して平成26年度の鉄道高架事業費30億円を13億5000万円減額し、16億5000万円にしたいと申し出ました。
しかし、事業費削減は今年度だけではありません。平成25年度の当初予算で29億円の事業費を計上していましたが、8億791万2000円を補正減額し、20億9208万8000円にするなど、事業費削減が相次いでいるのが現状です。
こうした事態のなか、知立市は愛知県より、「完成年度への影響については、名鉄と工程調整を行った結果、工事順序や発注計画を見直し、短縮できるところは短縮することにより、当初の計画どおり平成35年度完了は可能」と報告を受けてました。
そうであるならば、日本共産党が再三にわたり要求している財政計画及び工程計画を議会に提出すべきです。
仮線切替の完了は、24年度→28年度以降?
当初、駅部の仮線切り替えは、平成22年度〜24年度に仮線工事を行い、仮線敷設に合わせ平成23〜24年度の2ヵ年を計画していました。しかし、事業延伸により仮線切替は、平成26年度に三河線2、3番線、平成27年度4、5番線、本線下り、平成28年度に6番線、本線上り、3ヵ年に。しかし、この計画の再延伸が懸念されます。
=高木まんが=今日もおチョクリック