市政の動き−議会報告
【09.01.23】知立市第4期介護保険。基準保険料月額3200円を計画。国負担増やし保険料引き下げを 。
保険料の所得段を階現行6段階から8段階へ
今年4月実施の第4期介護保険事業に向け知立市は、第4期介護保険事業計画(案)を発表し、市民からの意見を募集するため1月5日〜16日にパブリックコメントを実施しました。計画(案)は、65歳以上1号被保険者の基準保険料を現行の月額2950円を3200円に引上げる一方、保険料所得段階を6段階から8段階に広げ低所得者の負担軽減を図るとしています。
基金1億円取崩すも250円の値上げに
介護保険事業計画に対して、サービス利用が計画に達しないため、現在2億円余の基金を持っています。市は第4期の計画で、基金9600万円を取崩して65歳以上1号被保険者の基準保険料を月額3200円・250円アップに抑えたとしています。しかし、なお基金残高は1億円余あり、さらに保険料を抑える選択肢もあるはずです。今回のパブリックコメントへの意見は0件であり、こうした選択肢を示して分かりやすい意見募集をすべきです。
65歳以上の保険料負担割合が24・33%に増大
介護保険会計に占める65歳以上1号被保険者の保険料負担割合は20%と説明されてきたが、知立市では何と24・33%にふくれ上がり保険料負担が増大。知立市の調整交付金(基準5%)が0・67%と算定され、基準との差4・33%が65歳以上の保険料に転化されています。
調整交付金満額あれば保険料引き下げは可能
市担当者は、調整交付金を満額もらえるならば、基金取崩しなしで保険料を2863円に引き下げが可能と説明。安心の介護制度実現のためには、国の負担を増やすしかありません。