市政の動き−議会報告
【09.02.17】特定健診。今年度、“生活習慣病予防”でスタート。08年度の受診率目標35・9%を達成か。しかし・・・・。
特定健診受診率の最終目標(12年度)は、65・1%
特定健診について国の方針は、12年度で40〜74歳の受診率を65%と設定。達成できない場合はペナルティーを課すとしています。今年度の受診率目標は35・9%で、知立市が責任を持つ国保加入者の場合、受診数はしたの表のとおりで、何とか目標達成見込みとのことですが、最終目標達成は08年度目標の1・85倍であり、微妙な見通し。関係者へのPRや受診方法の改善など今後の取組み強化が求められています。
肺・大腸がん受診者は減少市民の健康管理に黄信号。やっぱり集団健診の役割は大。
今年度から始まった特定健診は、医療機関での個別健診のみとなったため、表①と表②にあるように、肺がん等のレントゲン撮影や喀痰検査、大腸がん検査の受診者が減少しています。特に大腸がんの便潜血検査は、前年度比66・99%と大幅に落ち込んでいます。この結果は、従来の保健センターでの集団健診の役割を再認識させるものです。
日本共産党はがん検診と特定健診を同時に実施できる集団健診の復活を要求します。
早期の異常発見。「レントゲン検査で助かりました」との声。これから心配・・・。
私は一昨年、保健センターの基本健診で胸部レントゲン撮影をし、「胸に影がある」と診断され、精密検査を受けたところ、「結核菌」が発見され驚きました。幸い早期発見で治療に専念した結果、回復することができました。しかし、特定健診になって胸部レントゲン撮影が検査項目から外れたため、今年は実施していません。今までは集団検診で、「たん」や「大腸がん」の検査を必ず受けてきましたが、今年は受けておらずとても心配です。みんなが安心して健診を受けられる制度にしてほしいと思います。