市政の動き−議会報告

【09.06.10】介護保険,基金1億2千万円の取り崩しをすれば1号保険料の値下げは可能と、日本共産党が積極的提案。林市長は値下げを拒否。

取りすぎた保険料は市民に返して当然

  知立市は、4月から65歳以上の1号保険料の基準額を月3200円(従前2950円)とし、8・5%引き上げました。貧困と格差が広がるなか、日本共産党は「被保険者から取りすぎた保険料(介護給付準備基金)を取り崩せば、値下げできる」と提案しました。
 介護保険特別会計の黒字分を積み立てた「介護給付準備基金」(表)が2億円を超えていることを指摘。同基金は、設定した保険料に比べ、サービスの提供が少なかったために生ずる黒字分を積み立てたもので、その全額を被保険者にお返しするのが原則です。
 林市長は、「赤字になったときに困る」「近隣市よりも低い」として値下げを拒否しました。

「基金の全額繰り入れ」厚生労働省も指導しています。

  社会保障費切捨ての先頭にたつ厚生労働省でさえ、「介護給付準備基金は、次期計画期間において、歳入として全額を繰り入れる」と明確にしています。 もともと市の介護保険計画が適確なら、保険料の取りすぎは生まれません。ものの道理が通じない市長では市民が大変です。

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