市政の動き−議会報告

【10.12.24】知立駅の鉄道高架事業 !名鉄の受託工事は514億円(協定事業費の84%)しかし入札、契約、工事費はことごとく闇の中!

税金の透明性確保されず巨大なブラックボックスをただせ!日本共産党が要求!

   県と名鉄は本年5月、鉄道高架事業の工事協定を締結し、協定工事費609億円のうち514億円(仮線・本体工事費)を名鉄に委託することを合意。名鉄は514億円の巨額な工事委託を受けたにもにも係らず、入札、契約、工事費等の公開を拒否。委託工事は、巨大なブラックボックスと化しています。日本共産党は12月議会で、514億円に及ぶ税金投入の公共事業であり、公共事業における透明性、競争原理による公正性の確保及び事業費縮減を実現するよう要求しました。

情報公開とは名ばかり!工事実績も非公開!

 名鉄は受託工事について、各年度の工事予算総額を公開するとしていますが、各工事ごとの予算額及び工事完了後の実績額の公開を拒否しています。また入札参加業者や落札金額などの入札情報は一切公開できないとしています。まさに、公開は名ばかりで巨大なブラックボックスを温存する構えです。

バリアフリー工 事 費はどうか?岡崎駅は公開!知立駅は非公開!

 12月2日付け中日新聞は、名鉄東岡崎駅のバリヤフリー工事について、工事費8億3000万円、うち岡崎市の負担が4億2000万円であることを伝えています。知立駅のバリヤフリー工事は、今年度末の完成をめざしていますが、名鉄はバリアフリーの工事費を公開できないと主張。民間事業者が不利益にならないための企業戦略上の措置だとしていますが、岡崎市でできて知立市でできない、まともな説明とはいえません。

林市長の態度表明は!

 林市長は公開しないことに対して、「県は何で非公開を許しているのか?断固とした姿勢で臨む」と答弁しました。

これはひどい!県が年度超える資金運用で{利ザヤ稼ぎ}?

 知立駅鉄道高架事業は、国・県・市が一定の割合で事業費を負担して工事を実施しています。事業主体である県は、毎年度の予算に応じて市の負担額を決定。年2回の支払いを求めています。 12月市議会では、工事の進み具合によって、事業予算が余った場合、愛知県は正規の手続きなしに次年度への繰越金として処理し、資金運用による「利ザヤ稼ぎ」をしていることが明らかになりました。 日本共産党は、当年度未執行の費用を返金してもらい、一般会計において負担金の減額補正するのがルールだと主張。返金を強く要求しました。林市長は、「単年度予算主義であり、県に是正を求める」と答弁しました。

議会改革特別委員会を設置 各会派の12名で構成

 知立市議会は、12月議会で議会改革特別委員会設置することを全会一致で決めました。昨今、市議会・議員に対して、議員定数を含めて不信の声が上がっています。これは議会・議員の役割、活動が市民の目にハッキリと映っていない、届いていないことの表れではないでしょうか。市議会各派は、議会改革の必要性で一致し、議会改革特別委員会設置に合意したものです。
 特別委員会の委員は、各会派の構成数に応じた比例配分とし、一人会派を含めて12名で構成。委員長に三浦康司氏(市政会)、副委員長に中島牧子氏(日本共産党)を選出しました。

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