市政の動き−議会報告

【11.03.07】懸案の少人数学級 小学4年生で35人学級実施、小3とあわせて市単独で4月から実施!

国が小学1年生で初の35人学級実施!国の責任でさらなる積極的拡充を![日本共産党が要望]

   知立市は、11年4月から小学校3年生に続いて、4年生でも知立市単独の35人学級を実施します。ゆき届いた学校教育を推進するため、市費負担教員を学級担任として配置し、国・県の制度を上回って35人学級にとりくむものです。11年度で国が初めて小学校1年生で35人学級に踏み切りますが、すでに愛知県が小学校1・2年生及び中学校1年生で35人学級を実施しており、今後の拡大が注目されます。

知立市単独の35人学級にあたり、11年度は教員4人採用決定!

 11年4月からの35人学級の実施状況は(表1)の通りです。市単独で実施する3・4年生の35人学級によるクラス増は4校4クラス。市は11年度予算で市単独で4人の教員を採用するため2469万円を計上しました。
市教委は35人学級の効果について、
 (1)一人ひとりの学習の進み具合にあわせた授業ができる。
 (2)子どもたちの授業での発言や活動の機会が増える。
 (3)教員がゆとりをもって子どもと向きあえる。
 (4)教室に余裕が生まれ学習環境が改善される。
 (5)子ども同士の話し合いが活発になるなどをあげています。  

小学校5年生では、きめ細かな指導教員を配置

 小学校4年生での35人学級実施に伴い、5年生では「きめ細かな指導担当教員」を配置し、学級担任と協力して少人数授業に当たります。1学級35人を超える学校を対象に非常勤講師(1日4時間勤務)で対応します。また、発達障がいのある児童に対する通級指導及び、特別支援学級(1学級8人)にも「きめ細かな指導教員」を配置します。

知立南中学校運動場のグリーンサーフェイス工事、1,887万円の工事費を予算化!

  学校運動場の砂ほこりや排水対策など、快適な教育環境を整備するため、11年度では、南中学校において準天候型グランド整備工事が予算化されました。グリーンサーフェイス(みどり色の変石岩を粉末にした人工砂)と呼ばれる舗装材を運動場全面に施工するもので、水はけや防塵に大きな効果が期待されます。南中運動場8,222平方メートルを施工するもので予算額は1,887万円。知立中学校及び、今年度実施の南小学校に続き3校目となります。

教室に扇風機を!猛暑対策に一石!3,452万円を予算化、小・中学校に設置!日本共産党の提案実る

 昨年夏の猛暑は市民生活に大きな影響を与えました。日本共産党市議団は、学校の教育環境を守る立場から普通教室(特別支援教室)への扇風機設置を提案。早期実現を求めてきました。知立市は10年度補正予算及び、11年度当初予算で扇風機設置費用3,452万円を計上。小学校7校(147教室)、中学校3校(62教室)の普通教室・特別支援教室に扇風機を設置します。扇風機は1教室に4か所、天井に設置するもので、4月以降の土・日に工事を実施し、「夏休みまでにはすべて設置したい」方針です。とりあえず一息つけそうですが、「クーラー設置は将来の課題」としています。

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