市政の動き−議会報告

【11.09.09】《宮城県の仙南地域》知立からも“草刈り応援隊”!高齢者等から救援の要請受け!

被災3県の各地にセンターを常設、ボランティアを募集 =日本共産党=

   日本共産党は被災3県の各地域に震災直後からボランテイアセンターを常設して、全国の党組織が分担・継続して、救援活動を広げています。8月22日から27日まで、西三河地区の救援グループの一員として宮城県仙台南地区に救援ボランテイアに参加された、市内在住の中島孝之氏。市民から託された米や野菜、救援募金を携え、マイカーで被災地に入り、草刈ボランティアで活動。その報告を紹介します。なお、次回は10月3日〜9日の日程で、参加者を募集中。

家は残ったが津波の爪跡!玄関付近に赤や黄の布が!

 センターは海岸から少し離れた柴田町の分譲住宅の民家に設置されていて、周りは震災の影響がほとんど見えませんでした。ところが、そこから20分〜30分かけて支援要請を受けた岩沼市や亘理町、山元町の海岸近くに行くと、様相が一変。田畑の草が茶色になり、一階部分がない家や壊れた家が散見され、玄関付近に赤や黄色の布が・・・。とても住めません。
 特に海岸から500mぐらいまでは電柱が倒れたまま、水道もなく、今後いつ住めるようになるか見当もつかない状況です。

米・野菜や義援金!被災地へ届けて!

 この時期のボランテイアの活動は仮設住宅や被災地に残っている家を訪問して要望を聞き、お米や野菜等の支援物資を配ることと、修理が始まった家の個人宅の敷地内草刈りが主な活動です。
 草刈りに行くと、住民が避難先から出向いて立ち会われ、「津波が見えてから、車に位牌と衣類を載せて逃げた」など、震災時の状況を生々しく話してくれました。依頼された家はお年寄りや女性だけの家が主で、背丈ほど伸びた草に困っていました。今後も多くの支援が必要なようです。
 

くらし立て直しに向け国は一丸となって、一刻も早い支援を!

 津波で被災した地区住民は高台に移ればよいとの声もありますが、長年その土地に住み、その土地に適した作物を作ってきた農家の方にはそう簡単ではありません。ご本尊だけが残ったお寺で、若い住職さんが地域のボランテイアセンターを立ち上げて活動されており、「被災者が中心になって、被災者の立場に立った復興計画が作られなければならない」と強調されたその言葉が心にしみました。
カンパや野菜をいただいた方に感謝。   (文責 中島孝之)

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