市政の動き−議会報告
【11.09.26】《介護保険》第5期計画(24〜26年度)策定へ「特養ホーム建設を盛込む」
保険料の値上げ抑えよ!日本共産党が提案!9月議会にて
知立市は、平成24〜26年度を計画期間とする第5期介護保険計画策定に向け準備しています。今年12月までに、介護保険事業計画策定審議会を3回開催し、計画の素案をつくり、年明けの1月にパブリックコメントに付し、2月中には計画(案)を策定する計画。日本共産党は9月議会で、改正介護保険法の内容を質すと共に、施設入居の待機者解消にむけ、第5期計画に特養ホーム等の施設整備を盛り込むことを提案。担当部長は、「審議会に、施設を前提で提案したい」と答弁しました。
問題です!・・要支援者のサービス低下!
改正介護保険法(今年6月成立)では、介護給付費を抑制するため、要支援の高齢者を地方自治体の任意で介護保険から除外し、地域支援事業に移行できる制度(介護予防・日常生活支援総合事業)を創設しました。
日本共産党は、「要支援者の介護保険外しは許されない。制度を導入しないとキッパリとした答弁」を求めました。担当部長は、「知立市として介護保険外しを見送りたい」と答弁しました。
待機者2百人以上!特養ホーム建設を!
平成23年度までの第4期介護保険計画は、あと半年余ですが、第4期の目玉計画である小規模特養ホーム(29床)は、年度内に完成です。しかし、市内在住者で市内施設への入居待ちの待機者数は215人(表②)を超えており、29床の施設だけでは対応できないのが現状です。
日本共産党は、「第5期計画でも施設整備が必要」と提案。担当部長は「建設」を明言、計画策定が待たれます
《保険料》所得に見合う徴収基準の改善を!
知立市の介護保険料は、第4期の基準月額3200円ですが、国は第5期介護保険料が全国的には5000円を大きく超えるのではと推計しています。
日本共産党は知立市の保険料値上げを抑えるために、県の財政安定化基金活用、介護準備基金の従来以上の取りくずしを提案すると共に、現在9段階の保険料区分をさらに多段階区分にし、被保険者の所得に見合う保険料徴収基準の改善を提案。担当部長は、「9段階より増やす方向で検討したい」と答弁しました。
ぜひ!・・75歳以上の非課税世帯の医療費!
知立市は、75歳以上の住民税非課税1人暮らしを対象に、医療費を無料にしています。日本共産党は75歳以上の住民税非課税の夫婦2人世帯等(対象者数240人)も対象にすべきと提案。子育て支援は、医療費無料化など前進しましたたが、高齢者施策の前進はどうかとの問いに、担当部長は、「なかなか改善した部分が見えてこない」と答弁し、副市長は、「今後の研究課題」と答弁しました。