市政の動き−議会報告
【12.11.22】《鉄道高架》名鉄受託工事の入札公開を!市議会が「意見書」提出へ!
入札の公正性、競争性の確保を「特別委」で合意!入札の公正性、競争性の確保を「特別委」で合意。日本共産党が提案
知立駅周辺整備特別委員会は11月20日、鉄道高架事業及び知立駅周辺区画整理事業について、今年度事業の内容などで質疑を行いました。仮線施行時期及び事業費、三河知立駅を含む名鉄三河線(豊田方面)の計画、県・市負担割合などについて議論されました。席上、日本共産党市議団は名鉄受託工事に対する入札情報の公開を求めて、愛知県・名鉄に対する「意見書」を提案。協議の結果、全会一致で合意され、12月市議会に意見書提出議案が上程されることになりました。
公共事業は競争入札と情報公開が大原則
意見書案では、「総事業費615億円の84%に当たる514億円が名鉄受託工事であり、名鉄が工事を発注する」とした上で、「しかし、名鉄が民間企業であることを理由に業者選定の過程は公開されず、透明性確保とは程遠い実態である」ことを告発。「公共事業の契約は競争入札が大原則であり、その結果を公表することは当然の措置である」として、入札情報の公開を強く求めています。
12月市議会で意見書が可決されれば、知立市議会の意思として、愛知県及び名鉄に送付されます。
名鉄への要望書提出、市長いまだ実施せず
日本共産党は、9月市議会でも名鉄受託工事の入札情報公開のため、名鉄に対して市長が直接要望書を提出するよう提案。市長は、「情報公開は難しいとは思わない」、「市長任期中に名鉄へ要望書を提出する」と答弁しました。
20日の特別委員会では、「名鉄への要望書提出について愛知県と協議しており、名鉄には提出していない」(担当部長)実態です。
名古屋本線仮線工事「来年1月着手へ」 市当局
昨年度実施予定の名古屋本線の仮線工事について、市当局は「運輸局への認可申請中」とした上で、「年明けには仮線の土留め工事に着手する予定」と表明。具体的には、弘法通り東側の山本学園校舎沿いに高架構造の仮線を築造するもので、まず基礎工事に着手します。
名鉄太田川駅の鉄道高架を視察
知立の期成同盟会
知立駅連続立体交差事業の促進期成同盟会は11月20日、昨年12月完成の東海市太田川駅の高架事業を視察しました。太田川駅の高架事業は、3階に河和線、2階に常滑線、中3階乗換え階の設置など知立駅の高架構造と類似しています。日本共産党の4人の議員も視察に参加しました。
=時事マンガ=大同団結翼賛号