市政の動き−議会報告
【13.02.15】《マンホールトイレ》災害時、避難所で有効、知小避難所訓練で活用。
市内4ヵ所〔公園・学校〕に19基設置早期拡充を・・日本共産党
地震災害では、家屋の倒壊などで避難所生活が余儀なくされます。水道が止まり水洗トイレが使えない場合、どうするのかが大きな問題です。知立市は災害時のトイレ確保のため、避難所の防災倉庫に仮設トイレ(組立式)や携帯トイレを配備しています。また、知立市では公共下水道を活用するマンホールトイレの整備をすすめ、現在市内4ヵ所に19基を設置(左表参照)しています。日本共産党は、災害に備え早期拡充を提案しています。
マンホールトイレとは。
2月9日〜10日に実施された、知立小学校での避難所運営訓練では、体育館北側に設置されたマンホール上に仮設トイレを設置する訓練を実施。参加者から「マンホールトイレを初めて見た」との声があがりました。
マンホールトイレは、下水道に直接流せる災害時用の水洗トイレ(下図参照)をいい、衛生的で安心して利用できるものです。
一般的な仮設トイレは、便器の下に排泄物を溜め込む方式のため、定期的にバキューム車での汲み取りが必要であり、震災時は汲み取り作業ができずトイレが使用できない恐れがあり、マンホールトイレの整備は待ったなしの課題です。
マンホールトイレは、知立市防災計画で位置づけられる避難所のうち、敷地面積が1ヘクタール以上の「広域避難所」や「指定避難所」に設置する計画です。
=山町区民中心に80人=知小での訓練宿・・泊者、子ども含め22人
試行錯誤の中で貴重な経験
知立小学校での避難所運営訓練は、山町区長の呼びかけで実施され、13町内会から80人が参加し、宿泊者は子どもを含め22人、佐藤おさむ議員も参加しました。
避難所運営の図上訓練として、学校体育館を避難所として開設、電気、水道等が停止した前提で、高齢者、障がい者等様々な避難者を体育館のどの場所に落着いてもらうのか、支援物資、仮設トイレの置き場所等を考える「ハグゲーム」を実施。その結果を発表しました。食事は「五目ごはん」「梅がゆ」の非常食で、「結構おいしい」との声も。寒い中での宿泊を含め、試行錯誤の中で貴重な経験となりました。
=高木まんが=アベノミクス「あいうえおの歌」