市政の動き−議会報告

【13.02.28】《震災対策》民間住宅の耐震改修予算増額、耐震シェルター補助1.66倍へ。

 防災ラジオ補助〔500台〕新設、日本共産党の提案みのる!

 知立市は地震災害に備えるため、2013年度一般会計予算に民間住宅の耐震改修予算の増額を盛り込むと同時に、災害時の情報伝達に有効な防災ラジオ補助事業予算420万円(500台分)を計上しました。市は12年度に防災ラジオを50台購入し、同報無線が聴き取りにくい地域を対象にモデル事業を実施。13年度で本格導入するものです。日本共産党が一貫して提案してきましたが、ようやく実現します。

 住宅耐震化率は64%、目標は15年度90%

   知立市は民間木造・非木造住宅の耐震化を図るため、15年度までに耐震化率90%を目標とする「知立市耐震改修促進計画」を策定しています。地震時に危険性がある住宅で、知立市の無料耐震診断を受けた1764棟のうち、「倒壊」「やや危険」は約97%に上ります。
 しかし、市の耐震改修補助を受け、耐震化されたのは162棟と少なく、耐震化率も約64%と低い状態です。耐震化率の目標達成は、至難の技といわざるを得ません。
 知立市の民間木造等の耐震化予算(左表)は13年度増額されますが、木造住宅の改修補助90万円及び設計補助10万円の計100万円は前年度と同額。耐震化促進のため補助そのものの増額が必要です。

 11年度、国補助30万円上乗せに申し込み殺到

 市は11年度で,国・県の緊急経済対策による耐震改修1件30万円の上乗せ措置で115万円の補助を実施。10年度8件の改修実績が一気に46件に拡大。国の予算枠を超える実績をあげました。補助金増額の効果は明かです。毎年度、予算未消化のなか、補助金増額に踏み切るべきです。

 こえ!自宅にシエルター・・これでひと安心!

   久しぶりにお話をしたHさんの口から最初にでた言葉は、「ありがとう」でした。何がありがとうか聞き返すと、市の補助を受け耐震シェルターを設置したとのこと。「地震が来てもこれでひと安心。議会で取り上げてくれてありがとう」ということでした。
 知立市は、12年度から耐震シェルター補助(補助額25万円)及び耐震ベッド補助(同15万円)を実施。13年度予算は昨年度比1・66倍の125万円に。防災シェルター等の設置は、住宅の耐震改修が困難でも、補助金と少しの自己資金で命を守れることができます。耐震改修が進まないなか、積極的な普及が求められています。

   =高木まんが=四隅から大きく取るのが定石!

 

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
二次元バーコード
RSSフィード(更新情報)