市政の動き−議会報告

【14.01.09】《新しい子育て制度》「すべての子どもの権利が保障される対応を」・・愛知保育団体連絡協議会が提出!

 知立市議会が全会一致で陳情を採択:12月市議会

政府の肝いりで15年度から始まる「子ども子育て支援新制度」。待機児解消を目的に検討されたものですが、子どもにとっての保育の必要性と権利保障の視点が弱く、多様な基準で運営される施設・事業が認められ保育環境の悪化が心配されています。12月市議会に「新制度実施に当たって」陳情が提出。日本共産党がこれまで議会で指摘した内容と同様で、陳情採択は保育行政前進に大きな影響を与えるものです。

 15年度からの新制度・・関係団体から要望。

 提出された陳情は国に対し、次の2点を要望しています。
一、新制度実施に当たっては、すべての子どもの権利を保障する制度とする観点から、十分な検討と準備を行い、性急な導入・実施をしないこと。
一、新制度実施に当たっては、すべての子どもに平等な保育を保障する観点から、子どもの受ける保育に格差をつけないこと。

 新制度の下でも知立市は公的責任を!

 また、知立市の施策として
一、「子ども・子育て支援計画」の策定に当たって、児童福祉法第24条1項の市町村の保育実施責任を踏まえ、①待機児童を把握し、認可保育所の整備計画を明記し、認可保育所中心に進めること。公立保育所を幼保連携型認定子ども園へ意図的に移行させないことなどに留意すること。
一、保育の利用手続、入所の仕組み、各施設の基準や運営費などについて、新制度においても現行水準より後退させることなく、それを維持・改善し、条例に反映させること・・・などの要望です。
 知立市議会は陳情を全会一致で採択し、議会の意志を市にも、国へもしっかり示しました。

 こえ・・新林保育園を希望した が入所できないと・

待機児解消が新制度の重要課題
  14年度の保育所入所申請は11月19日で締め切られ、現在、市は入所調整を行っています。0・1歳児について新林保育園は希望者が定員を23名もオーバー、来迎寺保育園も10名弱のオーバーとなり、第2、第3希望へ移ることなど父母への意向調整が行われたとのこと。民間保育園を含め、0・1歳児の入所定員はほぼ一杯です。例年、4月以降も随時入所申請があり、市はさらにそれに対応する責任があります。
 13年度の場合、待機児は4月当初で18名、途中臨時保育士採用で入所を増やしましたが、11月末には31名に増え深刻でした。ツギハギだらけの対応で3歳未満児担当の臨時保育士数は正規の2・8倍と異状です。
 日本共産党は先を見越した正規保育士の採用を再三にわたって提起、残念ながら改善されないままです。

   =高木まんが=

 

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
二次元バーコード
RSSフィード(更新情報)