市政の動き−議会報告
【14.02.10】《愛知県・後期高齢者医療》4月から保険料値上げ(3.28%増)に。:年平均79,962円を82,584円に!
年金削減、消費税増税のなか、保険料値上げを抑えよ!(日本共産党)
愛知県後期高齢者医療広域連合(75歳以上の医療保険)は、2月10日開催の広域連合議会に平成26・27年度(2ヵ年)の一人当たりの年間平均保険料を前2ヵ年比で3・28%値上げする8万2584円を提案(表①)。安倍自公政権のもとで、年金の削減、4月からの消費税増税に加え、後期高齢者医療の保険料の値上げと負担増のオンパレードです。国・県の財政支援の強化で保険料の値上げを抑えるべきです。
そもそも保険料を取りすぎでは!
広域連合は今回の保険料改定にあたり、医療費の伸びなどで一人当たりの保険料の値上げを11・18%と試算しています。値上げ幅を抑えるために、剰余金32億円と基金94億円を活用し、一人当たり平均保険料を8万2584円(3・28%増)に抑制したとしています。
しかし、平成24・25年度で32億円もの剰余金がでること事態が保険料の取りすぎです。また、値上げ抑制のために使う基金の財源内訳は、国・県・保険料で各3分の1を拠出するもの。26・27年度で97億円を積立てる計画で、32億円は保険料から負担します。基金は国・県で負担し、保険料への負担転嫁はやめるべきです。
軽減対象外は大幅な負担増に!
広域連合の年金収入ごとのモデル試算は、左表の通りです。夫の年金収入79万円の夫婦世帯の場合(表②)、保険料軽減措置で保険料は夫婦とも4500円で各200円の値上げになります。
しかし、年金収入が260万円を超えるケース(表⑥)は軽減措置の対象外であり、夫が7100円、妻が2200円で合わせて9300円もの負担増になります。
=日本共産党知立市議団=