市政の動き−議会報告
【14.09.03】《9月市議会》一般会計197,665千円を補正:子ども子育て関連法の条例を提案
日本共産党提案の市民要望が実現:荒新切遺跡保存用地整備基本設計も。
9月市議会が9月5日から始まります。市は一般会計では1億9766万5千円の補正予算を提案します。その中には日本共産党が届けた市民要望も予算化されています。また、条例案を8件を上程。心身障がい者扶助料の引き上げとセットで年齢、所得制限導入の条例や、「子ども子育て関連3法」に基づく、学童保育事業、家庭的保育等事業、認定こども園事業などの、設備・運営基準を定める条例が提案されます。
茶野ふれあい広場に念願の進入路設置。
新林町地内の茶野ふれあい広場は、住宅の多い側に進入路がないため、住民が排水路に板をかけて通路を作っています。正規の進入路を要望していましたが、補正予算では、現状の通路部分用地の寄付協力を得て、幅1・8メートル、延長50メートルの進入路を建設するものです。排水路部分は転落防止の柵を設置し、子どもたちが安心して遊びに行ける広場となります。
昭和テニスコート・野球場のベンチを更新
6月議会、日本共産党が指摘した昭和テニスコートの「壊れて危険なベンチ」について、その後の調査で野球場のベンチも不具合が判明しました。9月議会では、これらの改善のための補正予算、約135万が計上されました。昭和グラウンド内トイレとその周辺の不具合(階段周辺の土が流れて足場が悪くなっているなど)の改善要求していますが、9月補正には計上されていません。また、グラウンドの時計は長期間、止まったまま「どうなっているんだ」と声が上がっていますが、修理予算もありません。引き続きの課題です。
荒新切遺跡:保存用地整備基本設計策定委託料
切遺跡(約三千㎡)の公園化にむけ、一歩を踏み出す「保存用地整備基本設計委託料」155万6千円の予算が計上されます。荒新切遺跡を含む西中遺跡群には、10か所の遺跡があり、これまでの発掘調査で、弥生時代中期と古墳時代前期から中期の竪穴式住居跡および、土器、石器類が出土しており、歴史的遺産です。子どもたちが夢をはぐくむことのできる遺跡公園の早期整備をと、市民の期待が広がっています。
その他、市役所庁舎の1階、北玄関近くにある、障がい者も使える多目的トイレの改装工事として、手すり、センサー、ウォッシュレットを設置する予算97万2千円が計上されています。なお、議案など本会議質疑は、9月12日、16日です。