市政の動き−議会報告
【15.08.24】《27年3月発表》公共施設のあり方に関する調査研究：公共施設面積の約５割が学校
「人口減少社会」論を超え、真に豊かな地域ビジョンへ。
自治体財政がひっ迫する中で、公共施設の老朽化、増大する維持管理費などの問題で公共施設の在り方がクローズアップ。政府は公共施設など総合管理計画の策定を要請し、公共施設のあり方の見直しを求めています。そんな中で知立市も公共施設のあり方に関する調査を実施しましたが、維持管理費の削減だけに力点を置くのでなく、真に豊かな地域ビジョンへつなげることこそ求められます。
知立の人口は10年間は微増、人口構成は変化
政府は「人口減少社会」論と関連付け、公共施設の在り方検討を求めています。知立市の調査における平成７年から37年まで人口、並びに人口構成は左表の通りです。
人口は微増としていますが、人口構成はやはり平成22年で老年人口（65歳以上）と年少人口（15歳以下）の割合が逆転し、高齢化は進んでいきます。
知立市の公共施設面積：人口1人当り２・２��
現在の公共施設の面積は人口１人当り２・２�屬任△蝓∩換駟振僂茲蝪院Γ沖屐⊃邑�１万人都市平均より１・７�崗�ないことも明らかになりました。内訳は、48・１と最も多いのが学校施設、保育園６・８％、文化施設７・１％、市庁舎等６％となっています。
公共施設総合管理計画平成28年度に策定だが
また、施設の老朽化が順次進み、建替え、改修など必要になります。市の発表によると、今後40年の公共施設の更新費用を６９２億円と試算、年間17・３億円になるとしています（ちなみに過去５年間平均では７・５億円）。知立市は平成28年度に公共施設総合管理計画（30年計画）を策定する予定。向こう30年間にわたる「改善」「見直し」「廃止」等、盛り込まれることが予想されます。日本共産党はコスト主義に陥ることなく、すべての市民が便利で、健康で文化的生活を保障される地域ビジョンの検討こそ必要であると考えます。
「戦争を忘れない」＝戦争展をみて＝
先日、知立市歴史民俗資料館で行われている知立の戦争展を見に行きました。その際、入口に置いてあった冊子「私の戦争体験」−知立市民の証−を頂き読みました。 当時小学生から中学生までの方のお話は読みごたえがあった。私も敗戦の年に生まれ、父母や叔父から戦争の話は聞いていたが知立に軍需工場があった話や、中学生が学徒動員で働いていたとは知らなかった。どの方の証言にも成人男子が出征し、残された女性、子どもが大変な目にあい、戦争は二度と起こしてはならないとの切実な訴えが心に響いた。（市民の投稿）
訂正
かきつばた８月９日号の利用者負担限度額の表で誤りがありました。第３段階のユニット型個室の負担限度額合計合計は1,120円でなく1,960円です。お詫びし訂正します。
