市政の動き−議会報告
【16.03.13】《まちづくり》知立山町区画整理事業（山町大林地区）平成31年度竣工めざしてスタート
組合施工で実施、総事業費は６億円：事業費の87％は保留地処分金で賄う
３月４日（土）、知立山町土地区画整理事業の工事起工式が関係者23名の出席のもと執りおこなわれました。この区画整理事業は、土地の権利者が組合を設立し、事業を行う組合施工でおこなわれます。組合理事長の杉浦孝氏は、「施工区域は３度見なおされたが、素晴らしいまちになったといわれるよう事業を進めたい」と挨拶しました。紆余曲折をへてスタートした事業の成功を祈りたいものです。
区域面積合意で難航：ようやく事業化なる
この地域は狭あい道路に住宅が点在して張り付き、無接道の農地も多く、今後の土地利用に問題が多い地域です。平成17年度当時、区域面積７・１ha、総事業費10億円の土地区画整理事業として、事業化をすすめようとしましたが、権利者の意向がまとまらず、区域面積を５・５ha、３・４haに縮小。その後、さらに区域面積を縮小し、今回の事業化に漕ぎつけたものです。
権利者は市を含め17名：区域施工面積２・57ha
区画整理事業の施工区域は山町大林地区（で施工面積２・57ha、総事業費６億１００万円、事業施工期間は平成27年２月27日〜平成31年３月31日までを計画しています。権利者（組合員）は、知立市を含む17名です。
【主な公共施設の整備計画】
◆区画道路９・５〜５ｍを配置、地区内から国道１号線（岡崎方面への車線）へアプローチする区画 道路は、車両の安全確保を考慮し、８ｍの区画道路を計画。
◆公園は１ヶ所（１２５０�屐砲鮹篭茲遼姪貮瑤貿枌屐�公園地下は調整池機能を計画。
◆公園東側に隣接す一帯に竜北中学校グラウンド用地を計画しています。
減歩率44・25％ 資金は保留地処分で
駅周辺区画整理事業は市施工で実施。道路、公園などの公共施設を確保するために権利者から土地を買い上げる減価買収方式を採用し、多額の税金を投入し、事業を推進しています。
山区画整理事業は組合施工のもと、公共施設の用地確保、事業資金となる保留地確保のため権利者が土地を出し合います。これを減歩といい、山区土地画整理事業の減歩率は44・25％にものぼります。事業の資金計画は、保留地処分金５億９千万円、市助成金六千百七十万円、その他３０万円で事業を行います。
[ 訂正とお詫び ]
本紙、先週号で誤りがありました。
正=知立市の一人あたり平均国保税額９万円、負担率10.88％、誤＝９．７万円、11・69％を訂正し、お詫びいたします。
