【17.09.01】《9月市議会6日〜28日》もやいこハウス条例、利用者の意見尊重を・リリオ出張所廃止は時期尚早では

　条例案、補正予算、決算認定、市民目線で審査〔日本共産党〕

　９月６日開会の９月議会に先立ち、８月29日、議案説明会を開催、条例や補正予算、28年度決算など説明を受けました。補正予算では28年度繰越金５億5,741万円余が入るため、財政調整基金繰入金４億7,449万円を基金に戻す等の財源更生がある他、八橋かきつばた園整備に767万円余、ユネスコ登録記念事業費に185万円等が計上されます。

　もやいこハウス（知立団地内）早朝のサロンは中止か

　多文化共生事業の一環として、知立団地空き店舗に設置された多文化共生もやいこハウスはすでに開設４年目です。さらに隣の空き店舗も借りて２室に増設されます。これまで外国人児童生徒の放課後学習支援や日本語教室、外国人相談室などに利用されてきました。また、ボランティアによる、もやいこモーニング（サロン）は午前７時からほぼ毎日開かれ、高齢者や外国人の交流の場となっています。２室になるのをきっかけに市は「もやいこハウス条例」と管理規則を提案し、２室を多文化共生センターと多目的交流センターとするもの。これまでと変わるのは利用時間。早朝の利用はできず、午前９時から午後９時までとの提案。これにはモーニング利用者から「早朝だからありがたい」「３年間続いたモーニングをつぶすのか」など継続を希望する声が続出、弾力的運営ができるのか注目されます。

　リリオ出張所はコンビニ発行可能を理由に閉鎖

リリオ出張所は市役所窓口サービスの拡大のため平成11年に開設され、勤務帰りの市民に夜間開設や土日の開設も行ってきました。ところが市は、今年10月からコンビニで戸籍謄本や印鑑証明など発行可能となるため、リリオ出張所は29年度末で閉鎖するといいます。　28年度の年間利用者数は市県民税、国保税、水道料金などの支払いで３千580人（７千608万余の収納）、戸籍謄本など発行利用は８千41人、合計１万１千621人、その他、し尿券等の販売もあります。市は、今年10月からコンビニで戸籍謄本などの発行が可能になるといいますが、マイナンバーカードが必要です。８月31日現在で、所持者は６千242名、リリオを利用している人がどれほどカードを所持しているか疑問です。リリオ閉鎖は時期尚早です。

　小中学校体育館の利用・・半面利用も認め、半額に

　小中学校の体育館は学校休業日（時間）に市民が利用できます。条例改正は、体育館の半面利用を認め、その場合は使用料を半額にすると説明。たとえば午後５時〜午後９時半の利用は半面630円に、全日利用は1,440円になります。

　　＝県職員・突如撤退＝