市政の動き−議会報告

【19.07.23】昭和地域の危険な踏切、「早く安全な通学路に」と住民要望。

地元住民と市の懇談 牛野議員も同席。市は「危険踏切」早急に申請を

   国道1号線知立団地入口から知立団地方面に向かう市道牛田20号線の名鉄踏切(新安城10号踏切)は知立東小学校の通学路です。踏切内に歩道がなく、人が車と接触する事故もあり、安全対策を求める声が強まっています。今年3議会、日本共産党の牛野北斗議員の一般質問で市は、実態調査の意向を示し、6月27日、地元区長らと市長との懇談で、名鉄との協議や危険踏切申請に向け具体的に取り組むよう要請しました。

改良すべき基準の調査に向け、予算措置を検討

   新安城10号踏切の安全対策は、4年前に日本共産党の提案で歩道の代わりに白い線を引きその間を子どもたちが通るようにと対応をしてきました。その後、車や自転車の交通量も増え、接触を回避するため、歩行者が線路に降りて渡る姿も見られ、保護者等から更なる改善の声が上がっています。
 日本共産党の牛野議員は、今年の3月議会で「共産党の調査では通学時間帯の1時間で車両通行量は500台以上。往来での接触事故も起きそうな状況。国の改良すべき危険な踏切の基準に該当するのでは」と紹介し「踏切改良申請をすべき」と市に提案。建設部長は、交通量調査等にむけての予算要求をすると約束しました。
 

車の接触事故故も発生。地元住民が市長と懇談

  この踏切は、通学の他に多くの近隣住民が日常生活でも利用しています。6月27日、早急な安全対策の要望のため、東小学区の昭和3丁目区長と、地元老人クラブ会長が市長や建設部長、危機管理局長と懇談、共産党の牛野議員も同席しました。席上では「今年に入り歩行者と車との接触事故も起きている。すぐに改善してほしい」と訴えがありました。牛野議員は「まずは、踏切道に歩行者用グリーンベルトを作るなどすぐにできる対策を取るように」と提案。市長は「危険性は認識している。さらに現場を把握したい」と答えました。

危険踏切の申請は必至 名鉄合意なくとも可能

 国は踏切事故をなくすため、「踏切道改良促進法」を定め、対策促進のため、課題のある踏切等について順次指定し、改善してきました。2016年法改正で道路管理者と鉄道事業者の間で「改良方法が合意されていなくとも指定」が可能となりました。さらに、改良指定された踏切道の改良方法の検討のため、市や鉄道事業者、地域関係者による「協議会」をつくり、実情に応じた対応の推進を図ることとしました。
 今期の指定期限は20年度です。市はこれまで、「名鉄との協議は困難」と認識を示してきました。しかし、今回の住民との懇談の中で、市長は「皆さんと共に、名鉄に対し要望していきたい」と表明。大きな事故が起きる前に、あらゆる方法を検討し、積極的に対応することが強く求められます。

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