市政の動き−議会報告

【19.10.03】リリオ オープンから21年。文化拠点の位置づけ強化を

リリオ横の坂の歩道、雨天時は転倒者が多く危険。重大事故が起きてからでは遅い

   日本共産党佐藤おさむ議員は9月議会、リリオを運営するまちづくり会社、危険な歩道改善等を一般質問しました。まちづくり会社はコンサートホール、駐車場などを運営。中町銀座市街地再開発事業でホテル誘致と併せ施設を整備し会社設立、今年で21年を迎えます。事業は当時、郊外型大型店の出店などで商業環境が変化するなか、地域の活性化を目的に知立市が全面支援のもと組合施行で整備。市は以来、財政支援をしており、今後の支援のあり方ついて質問しました

まちづくり会社存続へ 補助金支出はやむなし

   まちづくり会社への補助金について、市政会の議員から6月議会一般質問で補助金支出への疑問が出されました。まちづくり会社の売上げは、駐車場・文化施設・イベント収入などです。しかし、イベント費用及び管理経費等が売上高を大きく上回り、市補助金がなければ、存続はできません。
 日本共産党はまちづくり会社について、中心市街地活性化を目的に設立、知立市、知立市商工会などが出資した公益的な会社であり、補助金はやむなしと考えます。

文化拠点の位置付けを明確にした支援を

 日本共産党は、9月議会で今後の補助金のあり方、施設の維持管理費の見通しを質問。担当部長は、「会社は維持管理費の長期計画を検討しており、その中で補助金を考えたい」と答弁。また、会社である以上、売上げを伸ばし、補助金を減らすことが必要と指摘し、そのためにも、市は文化拠点の位置付けを明確にし、人的支援をすべきと提案しました。担当部長は、「ホールは土日は利用されているが平日が課題。文化会館のようにスタッフは充実していない。ワンランク上をめざすのか、今後考えていきたい」と答弁しました。

「啓発看板を設置」として歩道改善は明言せず

   リリオ横の坂道歩道はタイル張り。市民から「雨天時、滑り転倒する人が多い」と訴えがあり、日本共産党は現地調査。9月議会で早急な改善を要求しました。担当部長は以前、「市民から雪の日に滑ってあぶない」との訴えがあり、「危険との認識のもと平成26年からアスファルト舗装の施行予算を要望をしているが、認められない」と答弁。来年度予算化をとの質問に、副市長は「他の道路事業があり、優先順位がある」、市長は「啓発看板の設置」などとし、早期の改善を明言しませんでした。重大事故が起きてからでは遅い、早急に改善すべきです。

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