市政の動き−議会報告
【20.03.03】20年度予算、過去最大の規模、393億1,790万円。
一般会計246億円(前年比3・4%増)、高齢ドライバー支援や一時保育定員拡大実現
知立市議会は3月25日に3月定例会を開会(会期は3月18日まで)、市長の施政方針演説、教育長の教育行政方針演説が行われました。また、条例や予算、陳情等34の議案が上程されました。2020年度当初予算案は、総額393億1千7百万円余と過去最大の予算規模です。一般会計には日本共産党市議団が提案した、高齢者ドライバーへのブレーキ等踏み間違え防止装置設置補助や一時保育定員拡大等が盛り込まれました。
「優先順位」「自助・共助」を強調した当初予算案
知立市の2020年度当初予算案の規模は、一般会計246億円、特別会計(介護保険、国民健康保険等)95億6千3百万円余、企業会計(上下水道)51億5千4百万円余です。これは、昨年に引き続き、過去最高を更新。市長は市政方針演説で「自助・共助」を強調。予算編成の基本的な考え方を、第6次総合計画や人口ビジョン・まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進に向けた事業などを基本に、限られた財源の「有効活用」及び「優先順位」をつけたと説明。
駅周辺整備関連事業に20年度 23億3700万円余
知立駅周辺の大型開発が進み、市営駐車場を含む西新地地区再開発では、20年度は都市計画決定の基礎資料となる「図書」作成予算を計上(上表参照)。一方、事務事業点検を受け、特定疾患(難病患者)見舞金を廃止します。ちなみに、21年度以降、下水道事業受益者負担金報償金の廃止、心身障害者扶助料の対象縮小等、続く内容です。これでは、市民の暮らしは、厳しさが増すばかりです。
逢妻保育園で0〜1歳児の受け入れが開始に
市は待機児童解消に向けて、逢妻保育園の乳児保育園化を実施。20年度は3歳児の受け入れを中止、0〜1歳児の受け入れを始めます。また、保護者の疾病などで緊急的・一時的に子どもを預かる一時保育事業では、中央子育て支援センターの利用定員が3人増の9人となり、逢妻保育園(10人)、上重原保育園(3人)、宝保育園(土曜日のみ実施で6人)で、合計28人となります。なお、空き状況の確認は市ホームページ可能です。その他、高齢運転者アクセル、ブレーキ踏み間違え防止装置の設置補助や、認知症の人が徘徊で起こした事故の個人賠償保険に市が加入、支援します。