市政の動き−議会報告

【21.11.10】no.2107 子ども 議会 3中学校から9人が市に提案 公園・歩道整備 食品ロスゼロ 投票率向上等

「子ども条例の理念に基づき、できることから取り組みたい」と市長が表明

 知立市は10月19日、「第17回子ども議会」を本会議場で開催。知立・竜北・南中学校から3年生12人の代表生徒が中学生議員として参加、正副議長も中学生が務め、9人が一般質問を行いました。内容は生活の中で感じている課題です。市は2005年から毎年、中学生の声を市政に反映させるとともに、行政への関心を高めるため開催しています。この間の質問で、図書貸出数5冊を10冊に増加、夏休み期間の中学生のミニバス無料化、ちりゅつぴポストの設置などの提案が実現しています。

食品ロスゼロはSDGS

 知立中学校のA議員は、「多くの食品ロス(まだ食べれるが、廃棄されてしまう食品)の発生は問題と感じる。SDGSの目標には『飢餓をなくす』がある、市は食品を有効活用する方法を考えるべきでは」と認識を示し、「市がフードシェアアプリを開発し、閉店や賞味期限などでロスが発生しそうな場合に、アプリで市民に知らせ、安価で販売する取り組みをしては」と質問。市は「ロス削減は重要。民間企業がアプリを開発している、活用をPRする」と答弁しました。

明治用水西井筋緑道の生垣整備と防犯灯の設置を

   竜北中学校のB議員は、来迎寺地内の明治用水西井筋緑道の防犯対策を提案。「当該道路の生垣が人の背丈ほどあり、死角となり不審者の危険がある。生垣の整備と防犯灯の造設が必要では」と質問。質問に当たり近隣住民に防犯について調査をしたことを紹介しました。市は「現地を確認し、剪定をした。生垣のあり方を検討したい。防犯灯については町内会などに確認するなど設置の必要性を検討したい」と答弁しました。

点字ブロック設置や凹凸改修で使いやすい公園を

 知立中学校のC議員は、「車いすに乗っている人、視覚障がい者などが公園を気軽に利用できるように」と、番割公園(ピアゴ横)から新地公園に行く遊歩道に点字ブロックの設置、新地公園内の遊歩道の段差を無くすことを質問。市は、「ユニバーサル基本計画等にもとづき点字ブロックの整備を順次していく」「新地公園内の段差は木の根のが原因。全面工事は困難だが、必要に応じて修繕していく」と答弁しました。

かきつばたの積極的PR

 知立南中学校のD議員は、かきつばたの積極的なPRによる観光振興を質問。知立駅ホームにかきつばたを植えることを提案しました。市は「ホームへの設置は鉄道事業者と協議が必要。駅前広場への設置など今後、検討したい」と答弁しました。

市政に関心を高めるため さらに開かれた市議会を

   知立中学校のE議員は「どんな人が議員なのかわからないという声がある。議会に関心が高まれば選挙の投票率向上につながる。ホームページや議会だよりだけではなく、すぐメールでの議会の紹介を」と質問、市は「動画のネット配信など情報発信に力を入れている。すぐメールの活用は検討したい」と答弁しました。
 この他、公式LINEに掲示板機能追加やスクールバス走行、東海道松並木の整備等の質問がありました。

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