市政の動き−議会報告
【22.09.15】NO.2146 危険な歩道 リリオコンサートホール横の滑りやすい歩道 危険を知りながら８年も整備改善を先送り
「歩道等の舗装は、平たんで、滑りにくく」の条例規定違反と指摘、改善を要求 日本共産党
日本共産党の中島たかし、佐藤おさむ議員は、開会中の９月定例会本会議質疑で条例の一部改正、補正予算、令和３年度決算認定など９件について質疑をしました。道路構造の基準の一部を改正する条例の質疑で、佐藤おさむ議員は懸案となっていたリリオコンサートホール横の滑りやすい歩道（写真）の改善を求めました。市は、この道路の整備改善を表明しました。以下、報告します。
高齢者、障害者に一層配慮した条例の改正
道路構造の一部を改正する条例名は、「知立市移動等円滑化のための必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」です。この条例の目的は、バリアフリー基準を定めるもので、高齢者、障害者が安全で円滑に移動するための歩道及び自転車歩行者専用道路等、立体横断施設、視覚障害者への案内標識、点字ブロックなどの構造の基準を定めるものです。条例の適用範囲は、知立駅から半径1�卞發寮験萋始�を除く幹線道路です。
佐藤議員は、条例の質疑でリリオコンサートホール横の危険な坂道歩道が条例の対象歩道となることを確認し、早期改善を求めました。
危険と認識しているが予算が認められない（部長）
佐藤議員は、19年9月議会の一般質問でリリオコンサートホール横の坂道歩道はタイル張りで雨天時に滑りやすく危険、重大事故が起きてからでは遅いと市民の声を紹介し、改善を求めました。当時の担当部長は、「危険との認識のもと、平成26年度からアスファルト舗装の施工予算を要求しているが認められない」と答弁。当時の副市長は「優先順位がある」と早期の整備に後ろ向きの答弁をしました。市長は「啓発看板を設置」すると答弁。直ぐ看板を設置（写真）するも、今日まで危険な歩道のままでした。
整備改善は歓迎するが 余りに遅い対応は問題
現行の条例第３条６項は、歩道等の舗装は、平たんで、滑りにくく。かつ、水はけの良い仕上げとするものとする」と規定しています。佐藤議員は、危険な坂道歩道に啓発看板を設置するだけで整備改善しないのは条例違反ではと改善を要求。担当部長は、「近々に整備する（今月29日予定）」と答弁しました。条例施行は平成25年、当時の担当部長は「危険との認識」で予算要求をしていましたが、市は８年もの長きにわたり予算化せず、危険な歩道を放置。今回の整備改善は歓迎するものの、余りにも遅い対応は問題です。
