市政の動き−議会報告

【22.09.23】NO.2147 9月議会一般質問 新型コロナウイルス感染対策   すべて県まかせでいいのか

なぜ第7波の感染者が 第6波の2倍になったか

   9月定例議会9月16日の一般質問で日本共産党の中島たかし議員は新型コロナウイルス対応について、知立市における感染状況、その特徴、これまでの対応を質すとともに、第8波に向けた対策を提案しました。

第7波の感染者は50代以下で9割を占める

   中島たかし議員は、知立市における感染経路、感染者の年齢構成、クラスターの発生状況を質しました。市は「独自の把握はできず、県の発表で知るのみ」とし、感染者の年齢構成は50代以下が9割を占めている」とし、詳細は「6月21日から9月1日の間、5308人が感染し、10代未満830人、10代740人、20代867人、30代913人、40代839人 、50代561人。他方、60代以上は557人」とのこと。感染経路、クラスター発生状況は把握できないとの答弁。マスコミ報道では、家庭内・職場・学校や保育園での感染が多いと指摘しています。

これまでとの違いは 行動抑制がないこと

 全国でも知立市でも感染者が第6波の倍になったのはなぜか、ワクチン接種が進めば、感染が抑えられるはずだったのではとの質問に、「潜伏期間が短く伝播性が高い変異株に変異しためだ。ワクチンは絶対的ではない。有効期間が短いが重症化は抑えられる」と答弁。第6波までとの大きな違いは、行動抑制をなくして、祭り、旅行などを行ったためではないか。知立市では8月20日に「よいとこ祭り」を行い、前週の水曜日に81人の感染者が翌週の23日には210人に。この傾向は三好市、刈谷市でも同傾向です。飲食ブースで、大勢の人が談笑しながらの飲食でば結果は明らか。教訓は生かすべきです。

今後の対策で必要なこと=徹底した検査体制を

 これまでのマスク、換気、検温などでは、第8波を押さえることは難しいと思われます。感染拡大の要因として無症状の陽性者からの感染が考えられます。これまで、病院では症状がある人しか検査してくれません。県の検査無料化事業では逆に症状のある人は検査せず、無症状の人だけが検査を受けられます。検査で陽性判定された人は、再度病院で検査することを求められます。検査体制を拡充し、いつでも、どこでも、何度でも検査できるようにして、無症状の感染者を発見し、保護・隔離する施策が求められます。

紫外線照射でのウイルス不活化装置を提案

21年7月理化学研究所が発表した論文「紫外線照射による新型ウイルス不活化のメカニズム」の結論部分は、紫外線によるウイルス不活化のメカニズムが初めて立証され、変異株や他のウイルスにも有効であることが書かれています。
紫外線照射装置を空調機や空気清浄機と組み合わせることで、窓を開けなくてもウイルスを不活化することができます。今後活用が広がることを期待します。

新安城10号踏切の改善へ調査は10月6日未明より

   昭和地域東側の踏切、新安城10号踏切は、踏切の幅が狭く歩道がありません。この踏切は小学生の通学路であるだけでなく、近年、薬局ができたため、近所の高齢者も頻繁に通行しています。朝の通学時間帯は、踏切前後はひどい渋滞になります。遮断機が上がると車・自転車・児童生徒が一斉に踏切を渡るため、小さな事故はよくあります。これまで共産党議員が何回も議会で改善を求めました。ついに、22年度予算でやっと調査費が計上されました。
 今議会で、調査内容の質問に、踏切遮断時間、交通量、渋滞の長さなど、踏切の危険度を調べて、課題を抽出、方針を検討するものとの答弁。調査の結果、踏切の危険性が認められれば、危険踏切と認定され、改善事業は国の補助対象になります。調査は10月6日(木)午前5時から翌朝まで行うことも明らかになりました。一刻も早く、改善が期待されます。

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