市政の動き−議会報告

【23.01.10】No,2161  スギ薬局アリーナ(福祉体育館)にエアコン設置実現へ ゼロカーボンシティ実現目指して提案

12月議会

   令和4年12月議会は、12月1日から21日までの会期で、11議案と請願1,陳情15件が審議されました。一般質問は14人の議員が行いました。議案の主なものは、市役所職員の人事院勧告に基づく給与に関する条例改正、地方公務員法の改正による、定年延長に関する条例改正、一般会計補正予算(第10号)でした。陳情は愛知自治体キャラバンからの13件と、旧統一協会系個人からと、ミャンマー国軍の訓練受け入れ中止を求める意見書を求める陳情でした。請願は愛知保育団体連絡協議会からの「国に対して保育士配置基準改善を求める意見書」提出を求めるものでした。

補正予算で、アリーナのエアコン設置に向け設計委託料を計上

   日本共産党が3月議会で提案した小中学校特別教室・体育館、スギ薬局アリーナ(福祉体育館)へのエアコン設置について、9月議会での特別教室へのエアコン設置設計委託料を予算化に続き、12月議会では福祉体育館アリーナへのエアコン設置及び照明設備改修工事設計委託料1825万円余が予算化されました。日本共産党の委員会質疑に、23年6月に設計完了、8月ごろ工事発注、23年度中に完成させる見通しと答弁しました。この事業は、国の緊急防災事業に該当し、100%市債で実施、後年度70%が地方交付税で対応されるものです。
 小中学校体育館へのエアコン設置についても、同様の対応が考えられ、9月議会での質問には、市長は「子どもたちが苦労している。一刻も早くつけていきたい」と表明しており、早急な対応が求められます。

2030年までに13年比で46%削減目標達成するためには

  愛知県「あいち地球温暖化防止戦略2030(改訂版)が発表され、2030年までの削減目標を引き上げました。それに対応する知立市の計画見直しが早急に必要ではないかと質しました。知立市のこれまでの計画は、2027年度までにCO2排出量を2013年度比19%削減するとなっています。これまでの実績は下表のとおり2019年度で12%の削減にとどまっています。

=削減目標達成には、事業所や市民と一体となった取組みを=
 CO2排出削減には自然エネルギーへの転換が不可欠ですが、知立市の太陽光発電によるCO2排出削減量は2,019年時、7,432t(6.1%)にすぎず、大胆な計画見直しが必要です。国や県の補助事業を活用し、まず知立市の施設でのエネルギー地産地消が必要ではないかと提案。市長は「岡崎市が先行地域に選ばれた事業に、知立市も挑戦していきたい」と答弁しました。

「保育士配置基準改善を求める」請願は 賛成多数で採択、国へ意見書を提出

   1人の保育士が何人の子どもを見るかを定めた保育士配置基準は、70年前のままで、4・5歳児は子ども30人を1人、そして3歳児は20人に1人としています。劣悪な配置基準が最近の保育園での事故や事件等の根本問題とも指摘されています。愛知保育団体連絡協議会からの保育士配置基準改善を求める請願は、民友クラブ以外の全員の賛成で採択され、知立市議会として、総理大臣をはじめ各関係大臣に意見書を提出しました。全国的にも問題になり、改善に動き出しています。

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