市政の動き−議会報告

【23.06.17】NO.2183 市民から寄せられた疑問の声 健康保険証は本当に無くなるのか

健康保険証をなんでなくすの? マイナカードは何のために作るの

   連日、マイナカードのトラブルが報道関係をにぎわせている中で、市民から共産党議員団に議会で聞いてほしいと、数々の疑問が届けられています。「そもそもマイナカードは何のために作ったのか」「マイナカードは有効期限があるの?」「制度ができた時カードを作ったけど、マイナポイントはもらえないのか?」「カードを作ると何ができるの?」等々分らないことだらけです。

マイナカードに有効期限があるの?

   マイナンバーカードは一度作成したら永久に利用できるカードではなく、有効期限(下表)を定めています。また、カードの機能である「利用者証明用電子証明書」と「署名用電子証明書」の有効期限は夫々5年です。「利用者証明用電子証明書」は、ログインした者が利用者本人であることを確認する証明書で、マイナポータルへのログインやコンビニでの公的証明書の交付等に利用します。「署名用電子証明書」はインターネット等で電子文書を送信する際の証明書で、e‐Tax等の電子申請等の電子申請書等に利用します。 
 

マイナポータルとは何だ 何ができるのか

マイナポータルとはAndroido13を搭載したスマホやカードリーダーがあるパソコンにマイナポータルアプリをインストールしてインターネットで行政手続き等を行うシステムです。スマホやパソコンを使いこなせないと利用できません。コンビニでの印鑑証明や住民票の取得等ができますが、暗証番号が必要です。
 

マイナ保険証はどうやってつくるの?

  健康保険証として使うためには、登録しなければなりません。登録するには、基本的にはマイナポータルから自分で登録が必要ですが、市役所窓口でも支援が受けられます。正しく登録されているかどうかは、自分で確認しなければ分りません。市役所はあくまでサポートするだけで、個人の登録内容を確認することはできません。

マイナポイントはどうしたらもらえるの?

 マイナポイントは対象になるキャッシュレス決済サービスを指定して、ポイントを登録してもらわなければなりません。現金はもらえませんので、カードやスマホポイントを利用している人でないと使えません。ポイントはマイナカードを受け取ってから、健康保険証とのひも付けや、口座登録をすると受けられますが、口座登録はマイナポータルから自分で行うのが原則とされています。ポイント事業開始前に取得した人にはポイントはもらえません。

マイナ保険証がないと保険診療が受けられないの?

 マイナ保険証は様々なトラブルが続いており、新聞各社の社説でも、一度立ち止まって検証しなければ、保険証廃止強行は許されないと主張しています。マイナカードの取得は7割程度で健康保険証とのひも付けがどの程度されているのか発表されていません。乳児から高齢者まで大多数の人がマイナ保険証を持っている状況でなければ、保険証廃止が大混乱を引き起こすことは避けられません。現時点では資格確認書でも保険診療が受けられるとされてます。

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