市政の動き−議会報告
【23.09.23】NO,2194 新型 コロナ 「5類」移行後、全国的に最多更新 感染者前週比7036人増、東北で顕著
10歳未満児の感染者が最多 愛知県内でも同傾向で感染者拡大
厚生労働省が9月1日発表した新型ウイルス感染症の直近1週間(8月21〜27日)の新規感染者は「5類移行後」の最多を更新しました。定点医療機関当たりの平均では、岩手県が最多で、北海道、東北で感染が広がり、沖縄県は最小となっています。5類移行で濃厚接触者の指定も外出制限も無くなり、感染は個人責任とされており、今後の感染爆発が心配されます。
全国的には第9波突入 重傷者・入院患者も増加
厚生労働省が9月1日発表した新型ウイルス感染症の直近1週間(8月21〜27日)の「定点把握調査」によれば、新規感染者は「5類移行後の最多を更新,
、前週比7036人増の9万3792人と、5類感染症への移行(5月8日)後の最多を更新しました。2週連続の増加です。また、「医療機関等情報支援システム」によれば、重傷者も増え、集中治療室(ICU)の同感染症の入院中患者(7日間平均)は21人増の218人と、移行後の最多を更新しました。
一方、同システムによる新型コロナの直近1週間の新規入院患者は前週の速報値より366人減の1万3501人で、微減ながら横ばいを続けています。
新規感染者総数の最多は神奈川県の6443人で、継いで、東京都5956人、埼玉県5844人、千葉県5188人、北海道4275人などとなっています。
定点医療機関当たりの平均では、岩手県が最多の31・7人にのぼるなど、東北地方で多くなっています。一方、かって猛威を振るっていた沖縄県は平均8・5人と全国で最小でした。
今回の特徴として、感染報告が最も多い年齢層が10歳未満の1万9014人となっています。
愛知県総数は全国で5番目 衣浦東部は県下2番目
愛知県の8月21〜27日の感染者状況は県ホームページで確認すると、全国的傾向とほぼ同じで増加傾向にあります(左表) 年齢階層別総数では、10歳未満が60歳代の2倍の765人となっています。5類移行で感染状況がマスコミでもあまり発表されず、行政の無策に加え、国民の警戒感も薄れているのではないかと懸念されます。