【25.05.18】NO.2273 知立市議会 議会報告会 来場23名、オンライン2名の参加
3月議会常任委員会報告に引き続き 委員会別タウンミーテイングで意見交換
5月10日中央公民館大会議室をメイン会場として知立市議会第50回議会報告会が開催されました。第1部の3月定例会の委員会報告に引き続き、第2部では希望する委員会別に分かれてタウンミーテイングを行いました。タウンミーテイングでは参加者から自己紹介と関心のあるテーマを出してもらい、議員との意見交換が活発に行われました。タウンミーテイングで出された意見をお知らせします。
企画文教委員会
・部活動の地域移行はどうなっているのか。企業のクラブチームから指導者を派遣する話もあるが、指導者の確保が課題となっている。
・防災訓練は形式的で訓練のための訓練になっていないか。町内会の問題はあるが、参加することで参加者の防災意識を高めることが大切。
・不登校問題に対して市は何をしてくれているのか。子どもの居場所作りが必要では。全国的にも不登校児童は増えており、知立市では「むすびあい教室」等で対応してきたが、家から出ることができない児童生徒に対して今年度予算でオンライン上の仮想空間に学びの場を構築し、各自のレベルに合わせた学習の機会を提供する。
市民福祉委員会
・高齢化への対応として、元気な高齢者になる為に予防医療を重視すべき。まちかど運動教室を行っているが、そこまで行けない人の対策を。健康診断の利用率が低い。見守りに、民間の力を活用し日だまりサロン等の広がりが必要。
・生涯学習の報告書作成が大変だ、簡素化を。
建設水道委員会
・駅舎改修や駅前空間の再構築で、玄関口としてふさわしい環境整備が求められる。企業誘致や大学サテライトキャンパス設置の可能性も検討中であり、駅前1階に商業施設を配置するなどにより、賑わいの創出に取り組んでほしい。
・市内全体として下水道の整備が進む中、地域により進捗状況に差があり、特に八橋地区では普及率が低いことが課題。既存下水道の老朽化対策として更新計画を策定し、予算確保をしながら段階的な修繕が進行中。
オンラインでの市民の声
・鉄道高架下の利用方法は。
・給食費無償化はどうなったか。
・新しい駐輪場は有料か無料か。
令和のコメ騒動
米の価格高騰がとまりません。政府は備蓄米放出で乗り切ろうとしていますが、それで収まるでしょうか。備蓄米の落札には今年度の新米で同量を納入することが参加条件となっています。そのため売り先が決まっている集荷業者は参加できず、ほとんどを全農が落札しており、流通ルートが細くて販売事業者まで届いていません。
これまで政府は、米の輸出を加速するために新規市場開拓米として10アール当り4万円の補助金をだしたり、減反政策などの積み重ねで主食用米の生産を抑えてきました。
大規模農家は、1台1千万円もする農業機械の有効活用をするため現状の機械と人員を最大活用しており作付面積を増やすことはできません。更に種もみも手に入らず取り合いになっていると言います。
新米の購入契約を求める業者が殺到し、青田買いどころか泥田買い状態になっています。「ふるさと納税」返礼品としての米の需要も高まっており、価格高騰の一因になっています。米生産の半分を占める中小規模農家は後継者不足で減る一方です。食料自給率を高め、安全な食を守る抜本的な農政転換が求められます。