市政の動き−お知らせ政策・見解

【25.07.13】NO.2281 強制循環型 太陽熱温水システム設置で ガス使用量が劇的に減少、CO2削減

一般家庭でできる地球温暖化対策、太陽光発電、太陽熱温水システム、断熱窓

   日本共産党の中島たかし市議は、地球環境問題をライフワークにしています。15年前に太陽光発電設備を自宅に設置し、太陽光発電のFIT契約終了を機にオール電化からエコキュート、電磁調理器をやめてガスとの併用にし、居間の断熱性能を上げるため二重窓としました。更に今年4月末に太陽熱温水システムを設置しましたので、その効果を報告します。

強制循環型 太陽熱温水器のしくみ

 今回設置したのは、市内業者の強制循環式ソーラー給湯システムです。下図の集熱器からスカイブレンダーまでの設備で、ガス給湯器は既設の給湯器をそのまま使っています。強制循環型太陽熱温水器の最大の特徴は、従来の太陽熱温水器(自然循環型)が屋根に取り付けた温水器に水をためて太陽熱で暖めていたのに対し、屋根上の集熱器に熱媒の不凍液を循環させ、地上の温水タンク内で温水を作る点です。これにより、屋根への負担は少なくなります。温水は蓄熱槽の温水を既存のガス給湯器の温度コントローラーを使ってスカイブレンダーで設定温度に水と混合され、風呂や台所に供給されます。使用した分だけの水は新たに供給されるため、タンク内の清掃も不要です。また、温水タンク内の温度が設定温度より高ければ、ガス給湯器の電源を切っていても設定温度の温水が出てきます。また、不凍液を熱媒として使っているため、寒冷地の冬季でも凍結の恐れはなく、蓄熱槽(温水タンク)は断熱性能が高いので夜間の外気温度が低くなってもあまり温水温度は下がりません.
 

蓄熱槽の温度変化

4月26日の太陽熱温水器設置以降、朝夕の温水タンク内温度を記録した結果を下グラフに示しますが、最高は72度、最低は31度でした。夕方の温度から翌朝までの温度低下は約4度で、曇や雨で4日間温水温度が上がらなかった時は62度から31度まで下がりましたが1日晴れると約10度上がりました。

ガス使用量は劇的に減少

5月と6月のガス使用量を昨年度と比べると9㎥から4㎥にと半分以下になりました。例年冬場には20㎥程度のガス使用量が夏になると半減しますが、今年は更に減ってガス給湯器はほとんど使われていません。冬期の温水タンク温度がどのようになるかまだわかりませんが、冬期でも40度以上の温水温度を保つことができれば、CO2削減効果は大きいと思われます。  

設置には知立市の住宅用太陽熱利用システム設置補助金10万円を利用

  今回の太陽熱温水システム導入にあたっては、昨年の市民福祉委員会の政策提言で増額された住宅用太陽熱利用システム設置補助金を利用することで、経費は工事費込みで総額92万円、補助金10万円を受け82万円でした。設置を検討される方、参考にして下さい。

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