【25.09.14】NO.2289 令和６年度一般会計決算は歳入284億円余 歳出267億円余で実質15億円余の黒字に
国民健康保険、介護保険なども黒字決算に 黒字の大きな要因は保険税・料の大幅値上げ
知立市議会９月定例会は９月８日開会し、報告３件、条例５件、令和７年度補正予算４件、令和６年度一般会計などの決算認定７件が上程されました。８・９日には、本会議質疑を行い、９議案に延べ22人が本会議質疑（１議案答弁含め15分）に立ちました。
日本共産党の中島たかし議員は５議案、佐藤おさむ議員は３議案について質問。12・16・17日に一般質問。19・22・24日には企画文教・市民福祉（佐藤議員）・建設水道（中島議員）委員会及び分科会で審議。以下、一般会計及び主な特別会計決算の概要です。
一般会計決算黒字分を活用し、物価対策・市民応援を
一般会計決算は歳入２８４億円余・歳出は２６７億円余で、収支差引は17億円余となり、当該年度で実施できずに令和７年度へ繰越した事業費を除いた実質収支は15億円余の黒字（表� 砲砲覆蠅泙靴拭９�字分は、今9月議会補正予算に繰越計上しています。
知立市は毎年の当初予算編成にあたり、年度間の財政を調整する財政調整基金を繰入・活用していますが、多額の繰越金により、当初繰入額は年度により取り崩すことがありますが、繰入額相当を９月補正予算において戻し、決算時において20億円余を維持（表�◆法Ｎ疣贈掲�度においても９月補正段階で20億円余となっています。
中島議員は、多額の不用額（繰越金原資）について質問。佐藤議員は、令和７年度において、財政調整基金を活用して物価高騰対策を実施、市民のくらしを応援するよう求めました。
国民健康保険は国保税の大幅値上げで黒字に
令和６年度国民健康保険会計決算は、歳入51億円余・歳出50億円余で収支差引額は５８７３万円余の黒字（表� 砲箸覆蠅泙靴拭�これは令和６年度当初予算に一般会計から１億円繰入れ保険税値上緩和策をとり、１人当り１万７０００円もの大幅値上げを行った結果です。収支差引額は、令和７年度９月補正で基金へ積立、基金残高は１億２千万円余となります。
介護保険は第９期保険料大幅値上げで黒字に
令和６年度は第９期介護保険事業計画３か年の初年度。決算額は歳入43億円余・歳出42億円余で収支差引は１億７千万円余（表� 砲旅�字。これは第９期計画で保険料基準額５万５８００円を６万９１００円に値上したことによるものです。９月補正で収支差引額から１億円余を基金への積立、残高は１億８千万円余となります
