【25.11.02】NO.2296 令和8年度早々、福祉の里八つ田へ 子ども・若者総合相談センター開設
9月議会へ施設整備の補正予算1千400万円余を提案・全会一致で可決されました。
知立市は福祉の里八つ田へ、子ども・若者総合相談センター開設(食堂部分に)に向け、9月市議会へ施設整備の補正予算1千400万円余を提案、全会一致で可決されました。令和7年度中に施設整備を完了し、令和8年度早々に委託事業者を選定・開設したいとしています。相談は引きこもりなど、困難を抱えている子ども・若者(39歳まで)、保護者等を対象に行います。日本共産党市議団は、専門的人的配置によるひきこもり相談を提案してきており、歓迎するものです。以下は概要です。
親身な相談、寄り添い、見守り等の支援が期待
あるシングルマザーの子どもは不登校ぎみとなったものの、中学校へは保健室登校を続け、何とか高校進学をしました。しかし、通学できずに退学、その後、ひきこもり状態が続き、母親は仕事を終えて自宅に帰ることが苦痛になっている。どこに相談したらよいのか不安を募らせているとのことです。
開設される子ども・若者総合相談センターには、本人はもとより父母等への親身な相談、寄り添い、見守り等の支援が期待されます。
相談内容に応じて、専門的な職員が支援します
現在のひきこもり支援は、社会福祉協議会での自立相談支援センター及び知立市若者サポートステーション(厚労省委託事業)で行われています。しかし、その相談内容は、就業に向けた相談が中心で、ひきこもり本人及び父母等への支援としては必ずしもマッチングしていません。
開設される子ども・若者総合相談センターでは、相談内容に応じて、専門的な職員が同行支援、訪問支援、就業支援、学習支援、居場所支援などを行うとともに、知立市子ども・若者支援地域協議会を構成する各行政機関や民間のNPO等の団体と連携して支援を(左表及び図参照)行うとしています。
相談窓口の設置を提案
日本共産党は令和4年12月議会でひきこもり支援として、専門的職員による相談窓口の設置を提案。当時の林市長は、「すぐに特化した組織というのをつくるのは難しいかなと思いますが、やはり相談を受けるという体制、寄り添う姿勢というのは忘れちゃいかん」と答弁しました。この問題提起が子ども・若者総合相談センター開設へと繋がりました。

