活動日誌−東奔西走

【09.02.10】認可外保育所の委託契約の変更で不安の声上る

待機児解消に貢献してきた市内の3認可外保育所。市が委託契約変更の説明。

  知立市では現在、さくらんぼ保育園など認可外保育所3園で、市と委託契約して保育にかける子どもを受け入れています。この制度は公立園で0歳児の受け入れが困難だった29年前に発足しました。市は来年度、この制度を抜本的に見直すとして、関係3園の代表者に説明しました。

3歳未満児保育料、公立との格差是正のための最高45000円までの補助。しかし待機状態のみで打ち切りでは。

  「市の保育園が満員で入れない」場合には認可外保育所を利用します。園への公的支援が少なく保育料が高いのが親の悩み。市は09年度から、公立園の保育料との格差を是正したいと0〜45000円までの保護者への直接補助を表明。保護者に朗報です。しかし、待機状態が解消し公立園の入所が可能になった段階で、補助を打ち切るもの。年度途中の転園が予想されます。「子どもがせっかく慣れたところ途中で園を代えられるのは不安」と父母の声も。また、保育士からは良い保育をしたいのに「これでは一時預かり所」「こどもはモノじゃない」との反発も出ています。保育料補助制度の実施を表明。

施設の委託料は大幅減。いつまで続けられか?

  どの施設も毎年赤字経営で、バザーなどで運営費を補っていますが、年間委託料最高138万円では保育し一人分の人件費もまかなえないもの。大幅削減は痛手です。園児数も不安定になり、経営にもひびきますす。市は、「とりあえずスタートし、半年ほど様子を見て再度検討する」としています。ちなみに待機児童は現在21名(すべて3歳未満児)。認可外保育園がなくなれば、さらに増加します。それでよいのでしょうか?

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