活動日誌−東奔西走

【09.04.26】知立団地一日派遣村に職を失った住民66名が相談につめかける。

受付1時間前から並ぶ姿に胸が痛みます。

   昨年秋からの派遣切りは今年3月末でさらに雇用状況を深刻にさせています。
朝9時からの受付でしたが、準備で8時に出かけるとすでに順番を待つ列ができ始めていました。今日は雨こそ上がりましたが、風が強く寒さが逆戻り。寒そうに膝を抱えて待つ女性、とてもやつれて見えました。わらをも掴む思いで出かけたことが一目でわかりました。その後9時前には郵便局前まで並び、相談を待つ姿に派遣村の責任の重さをひしひしと感じました。

 

相談開始まえ、ボランティアの方々との最終打合せ。通訳15名も。

   派遣村にはボランティア31名、通訳15名、弁護士など相談員23名が参加、協力しました。県下で経験のある愛知弁護士会をはじめ、生活相談、労働問題、多重債務、健康相談と幅広い専門家たちが集結、また日本共産党市議も相談に当たりました。最終打合せの後、10時から相談開始。午後3時までの予定を超えるものになりました。

 

「仕事がなく、手持ち金ゼロ」という方も多く、ほとんどが生活保護申請の対象者・・・。働く人を物のように使い捨てる大企業、心あらばこの実態を直視すべき。 

   昨年から今年にかけ、派遣切りされ、雇用保険もまもなく終わる・・・判で押したように共通する実態です。企業の使い捨ての実態がくっきり、ここでも浮かび上がりました。30代〜50代とまだまだ働ける方ばかりなのに、仕事がない。「家賃を3ヶ月滞納」「電気、ガス、水道代が払えない」「夫婦とも次々派遣切りで、子どもは保育園をやめさせられた。雇用保険が終わった」「夫が脳梗塞で倒れ、娘のバイトだけに頼る生活は厳しい」「家賃が払えない友人と同居したが、仕事がなくそれでも限界」・・・などなどです。命を守るために、生活保護しかない状況です。しかし、それだけで良いのでしょうか。企業は厳しいと言っても大企業ならたくわえがあります。このような人々の生活を直視し、支援すべきです。

 

 

明日、26日から市役所へ生活保護申請の同行支援が始まります。

 66名の相談者はほとんどが生活保護申請が必要です。緊急度の高い方から順に同行支援が行われます。子どものいる家庭、高齢者の家庭、病人を抱える家庭など、また、手持ち金ゼロのかたなどです。市役所の受け入れにも十分配慮も必要で、かつ敏速な対応も求められます。

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