活動日誌−東奔西走
【10.01.15】ボタンを押すだけ。緊急通報装置で助かりました。
手がしびれ、身体に異変!友人に電話しようとしたが、電話がかけられなかったAさん。
Aさんは66歳で、一人暮らし。お正月には息子さんと一緒にすごしましたが、その数日後、手のしびれなど体調に異変が・・・。友人に助けを求めて電話を掛けよう思っても掛けられず、Aさんは1年前、市につけてもらった『緊急通報装置』のボタンを何とか押しました。やがて到着した救急車に搬送され、事なきを得ました。
「65歳になったけど、緊急通報装置はまだ早い?」「一人暮らしだし、つけたほうが安心ですよ」1年前のAさんとの会話が思い出されます。「つけておいて本当に助かった」と、かけつけた息子さん。
緊急通報装置は65歳以上の一人暮らしであれば、誰でも申請できます。設置費は市が負担します。
現在、65歳以上の一人暮らしの方は市内に1788人います。緊急通報装置の設置数は326台ですから、設置率は18・2%です。
緊急通報装置の設置が命を救う例を目の当たりにして、その重要性はきわだちます。
しかし、この制度を知らない市民は多く、もっとPRが必要です。
現在、一人暮らしの方ご本人には民生委員から説明はされていますが、その趣旨についての理解はまだまだ不十分です。民生委員から進められ「高齢でも私は元気だから要らない」と怒ってしまう方もいて、難しいという話も有ります。お元気でも、何か起きたときに通報できることは「安心」を担保するものとの趣旨を十分に理解していただくことが必要ですね。