市政の動き−議会報告
【09.04.08】体育協会、文化協会、商工会など「役員が団体の信用力をバックに私的に利益を得ている・・」08年9月市議会で林議員(当時)が発言したが・・・。
林市長が発言を撤回。政治的効果は発揮済みか。
林市長は、市の補助金が適正に支出されているかどうか確認事務の強化を打ち出しました。財政状況が厳しくなるなかもっともな話です。林市長は議員当時、「商工会、体育協会、文化協会などの補助金交付団体が不明朗で反社会的な運営をしている」旨の質問をし、選挙戦では市長と補助団体との「しがらみ打破」を訴えました。3月市議会では、補助交付団体に対する市長の認識が問われ、市議会での発言(下記)を「撤回する」と答弁。猫の目のように変る市長の政治姿勢に疑念の声があがっています。
発言取り消しをかたくなに拒否、林議員〈当時)。
昨年9月市議会での林質問は、商工会などの補助金交付団体を例示した上で、「役員が団体の信用力をバックに私的に利益を得ている」と一方的に決めつけて、補助金交付の改善を求めています。しかし、具体的根拠も団体名も示さず、ダーティな印象を強調した林発言について、当時の議会運営委員会でも「発言撤回」を求める声が多数を占めました。林議員が所属する市民クラブ代表が本人に説得。林議員は「私の訴えの中心部分である」として、発言撤回をかたくなに拒否しました。
3月議会では、公明党市議が補助金交付団体に対する市長の認識について、「議員当時の発言は不穏当である」と質問。林市長は、「補助金団体に対する発言を撤回します」とすんなり答弁。市長選挙も終わり、発言の政治的効果が充分発揮された今日、「発言にこだわる必要がなくなった」との認識なのでしょうか。あまりにも早い発言撤回に、「計算ずみの対応」の声も。