市政の動き−議会報告
【09.08.06】原水禁世界大会国際会議3〜5日開かれる。核廃絶を世界の流れに
「核の傘から」離脱し「非核の日本」実現を=日本共産党=
原水爆禁止世界大会・国際会議が3日から3日間の日程で始まりました。アメリカのオバマ大統領が今年4月に「核兵器のない世界」の実現をめざす演説をするなど核兵器廃絶へ向けて世界が大きく動くなか、核廃絶の世論と運動をどう強めるか注目されています。日本共産党の志位委員長が来賓としてあいさつし、日本が「核の傘」から離脱し、「非核の日本」を実現するよう呼びかけました。
核の脅威を終わらせる重要な機会
大会には、政府・国際機関の代表や非政府組織(NGO)の代表など24か国85人の海外代表が参加。日本原水協の沢田昭二代表理事は、「人類は六十数年間続いた核脅威の時代を終わらせる重要な機会を迎えている」と強調しました。また、「核廃絶は世界的世論の拡大と盛り上がり、連帯した運動の支えがあってこそ可能だ」(日本被団協岩佐事務局次長)と訴えました。
被爆国・日本が核廃絶の先頭に
志位委員長は、「4月にオバマ大統領に書簡を送り、米国政府から公式の返書が送られてきた」と報告。「アメリカに核兵器問題での前向きの変化を促した根本の力は、世界の平和を願う世論と運動であり、日本共産党も全力を尽くしてきた」と強調しました。その上で志位委員長は「長年私たちが追い求めてきた核兵器廃絶という目的が、現実のものになる可能性が目の前に開けてきた」と述べました。
「非核知立市宣言」 の早期制定を
日本共産党知立市議団は、核兵器廃絶の世論と運動を地方から盛り上げるため、「非核知立市宣言」の早期制定を提案しています。08年8月時点での「非核宣言」自治体は、80・5%、「日本非核宣言自治体協議会」の会員自治体は16・3%に達しています。林市長は「早期制定に努力する」と答弁しており、一刻も早い制定が求められています。
=麻生総理など政権与党のみなさんに見てもらいたい=「原爆パネル展」の感想ノートより
=日本人は『原爆中止』の発信源に=
知立中央公民館ロビーで恒例の原爆パネル展(8月1日〜9日)が開催されています。「このパネルを麻生総理など政権与党のみなさんに見てもらいたい」との感想文も。「『原爆と人間展』を見て、私たち日本人は原爆中止の発信源として一生涯学ばなければと実感しました」「衆院選では経済面での政党選びも重要ですが、戦争という言葉が無縁になるような社会を約束した政党選びが重要だと考えました」(大学2年生)との感想文もありました。