市政の動き−議会報告

【09.11.05】新型インフルエンザ・ワクチン接種が11月16日、優先接種対象者からやっと開始。

新型インフルエンザで、今も続く学級閉鎖。

 新型インフルエンザは依然、猛威を振るい、市内小中学校や保育園、幼稚園での学級閉鎖が続いています。「いつになったらワクチン接種ができるのか」と不安の声があがっています。知立市は11月16日から、市内医療機関でワクチン接種を開始すると発表しました。

まず妊婦と基礎疾患を有する1歳〜小3まで接種

 新型インフルエンザ(疑いも含めて)による死者は全国で46人にのぼり、国民の不安が募っています。すでに医療従事者は最優先にワクチンを接種済みですが、知立市では11月16日から、妊婦や基礎疾患を有する1歳から小学3年生に相当する年齢の者のワクチン接種を市内13ヶ所の医療機関で開始することになりました。接種対象者の優先順位と日程は表のとおり(開始日程は一部検討中)です。

対象者は3万1207人、うち非課税世帯は4573人

 接種は2回(政府は回数について再検討中)、費用は1回目3600円、2回目2550円(同医療機関の場合)の計6150円です。

 高額のため、免除制度が必要ですが、現段階では対象者のうち、生活保護世帯と住民税非課税世帯の方について無料にするとしています。対象者総数は3万1207人、うち4,573人が無料になる見込み。免除にかかる費用2761万7千円、国が2分の1、県と市は各4分の1で690万4千円を負担します。

季節型インフルエンザ・ワクチン不足で、65歳以上の接種補助対象者も予約とれず苦情が

ところで、今年は季節型インフルエンザの予防接種が思うように受けられないことが問題になっています。65歳以上の高齢者には補助制度があり、自己負担1,000円ですが、予約すらできない事態になっています。

《保健センターが市内医療機関の情報を提供》
保健センターでは「ワクチン製造量が従来の8割で、どこも不足している実態。補助制度があるのに受けられないのはおかしいと苦情が来ている」、「医療機関と連絡を取り、接種可能な医療機関の把握に努め、市民に情報提供している」と話しています。
必要な方は、ぜひ保健センターにお問い合わせください。 

新型インフルエンザ対策で、知立市が保育園に空気清浄機設置。

 10月27日現在、市内の公立保育園11園での新型インフルエンザの発症状況は、来迎寺保育園の4歳児クラスでの9人発症によるクラス閉鎖など、11園中5園で発症し、発症者数は16人に上っています。今後、ますます猛威が振るうものと予測されています。
 知立市は、新型インフルエンザ対策の一環として、季節性のインフルエンザ、新型インフルエンザや鳥インフルエンザウイルスを除去できる空気清浄機を3歳児以下クラス等を対象に私立3園を含め1園につき4台を設置します。しかし、メーカーに空気清浄機の注文が殺到するなか、知立市への納品は来年1月末になるとのことです。

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