市政の動き−議会報告
【10.01.13】小中学校のデジタルテレビの入札。落札?ヤマダ電機が契約辞退で知立市が3ヵ月の指名停止に。
やり直し入 札で、電機商組合碧海支部が3校分落札、地元業者の発注が増える結果に。
知立市は12月10日、国の不況対策交付金を財源に市内小中学校のテレビデジタル化(183台分)のための入札を実施。小学校ごとに指名6業者による入札の結果、6小学校分を(株)ヤマダ電機岡崎営業所が落札しました。しかし、(株)ヤマダ電機が契約を辞退したため、市は12月28日にやり直し入札を実施。地元業者である愛知県電機商組合碧海支部が西小(表①参照)など3校分を落札しました。日本共産党は、地域経済のため大型店を指名すべきではないと提案していました。
仕様の勘違いで納品できず「辞退」。
(株)ヤマダ電機は、デジタルテレビ6校分を計2688万円で落札したものの、「入札の仕様書に基づかない応札で納品できない」として契約を辞退したものです。
市は、落札業者が契約しないのは「不誠実な行為だ」として、(株)ヤマダ電機岡崎営業所を指名停止処分にしました。
ひともんちゃくあったデジタルテレビ入札騒動ですが、こんな声も寄せられています。
市内の小中学校のデジタルテレビ導入について、「国も地方も財政が厳しい折、新品に更新することが本当に必要なのか」「費用の安いチューナー設置でよいのでは」との声です。
みなさんは、どうお考えでしょうか。
電子黒板は地元業者
知立市は、子どもたちの情報活用能力の育成を図ることを目的に各小中学校に電子黒板機能付きデジタルテレビを導入します。市内の5業者を指名し入札を実施した結果、地元業者に落札(表②)し、契約を締結しました。
生活保護世帯などにチューナー無料設置
来年夏の地上デジタル対策として総務省は、NHKの受信料の減免を受けている生活保護世帯、障害者世帯などを対象に地上デジタルテレビを受信できるチューナー設置及び地デジ対応アンテナへの切り替えを無料でおこなっています。詳細は市福祉課に問い合わせてください。