市政の動き−議会報告

【10.01.14】西中遺跡群・荒新切遺跡は歴史的に貴重な古代ロマンへの架け橋。

計画的な遺跡公園づくりを―12月議会で日本共産党が提案―

   埋蔵文化財は祖先が残した偉大な遺跡であり、現代に生きる私たちの共通の財産です。知立市南部の猿渡川と吹戸川に囲まれた地域には10か所の遺跡が分布し、「西中遺跡群」と総称しています。西中遺跡群からは弥生〜古墳時代の各種遺物を出土し、大正時代から注目を集めています。日本共産党は、荒新切遺跡の発掘・調査をすすめ、遺跡公園として整備するよう提案しました。

名古屋大学考古学研究室も調査

昭和27年、荒新切47番地2の
岩瀬浅七氏所有の畑地から一個体の土器が出土したことを契機に荒新切地区の発掘が始まりました。昭和41年には、名古屋大学考古学研究室によって調査が行われ、出土した土器等が古墳時代の基準資料とされているなど荒新切遺跡の出土品は、東海地方のみならず全国的にも著名な存在です。

市が3千㎡を買収

   荒新切遺跡は、昭和63年から平成元年にかけて3度の発掘・調査を実施し、貴重な成果をあげ報告書として発表されています。
 知立市は、平成6年に西中町荒新切57ー1の土地、3049㎡を埋蔵文化財保存用地として買収。平成14年から16年の3年間で573㎡を発掘・調査しました。
 市教委は、「現在、八橋古城地区の調査に入っているが、荒新切遺跡の調査を再開したい」と答弁。その上で、「10年度から11年度にかけて、検討委員会を設置し、荒新切遺跡公園の整備計画を策定したい」と答弁しました。
荒新切遺跡は、この間の調査で竪穴住居跡10棟を確認しており、地域史研究の新たな一ページを刻んでいます。日本共産党は、竪穴住居跡の模型や東屋、土器のレプリカなどを配置し、子どもたちの生きた教材として積極的に活用するよう求めました。

少ない遺跡発掘予算。ぜひ増額を

 弥生中期から古墳時代の貴重な遺跡は注目に値します。知立市は歴史と文化を市政に活かすことが必要です。しかし、埋蔵文化財発掘の事業費が極めて少ないことが問題です。09年度は過去最高の予算額で710万円、08年度473万円、それ以前は発掘調査員などの人件費200万円程度という実態です。これでは先人の営みを汲み取ることはできません。

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